40代の発毛剤選びでは、年代だけでなく、薄毛の進行範囲、発毛剤の対象となる脱毛症、健康状態、今後の治療方針を合わせて考えることが重要です。
長く薄毛が続いている場合でも効果を保証できるわけではありません。市販薬を使うか、AGA診療を受けるかを症状に応じて検討します。
40代の発毛剤はどう選ぶ?
40代専用という考え方ではなく、医薬品の有効成分、効能・効果、使用条件を確認します。
ミノキシジル外用薬の対象を確認する
市販のミノキシジル外用薬には、壮年性脱毛症における発毛・育毛・脱毛進行予防を効能・効果とする製品があります。
【比較するポイント】
- 有効成分・濃度
- 対象性別
- 効能・効果
- 使用上の注意
- 継続しやすさ
年代だけで高濃度を選ばない
年齢が高いほど濃度を上げればよいという関係ではありません。対象者と用法・用量を守って選びます。
40代では年齢より、薄毛の原因・進行状態と治療全体の方針を確認して発毛剤を選びます。
薄毛の進行状態を確認する
薄毛がいつから、どこまで進んでいるかを整理すると、発毛剤だけで対処するか受診するかを考えやすくなります。
生え際と頭頂部の変化を確認する
男性型脱毛症では特徴的なパターンで徐々に進むことがありますが、外見だけでAGAと断定することはできません。
- 薄毛が始まった時期
- 進行している部位
- 変化の速さ
- これまでの対策・治療
急な変化は別の原因も確認する
急激な脱毛、円形・斑状の脱毛、強い頭皮症状がある場合は、一般的なAGA以外の可能性も考えて受診を検討します。
40代は健康状態も含めて使用条件を確認する
治療中の病気や血圧などについて、ミノキシジル製品の添付文書で相談事項に該当しないか確認します。
持病や服薬を薬剤師・医師に伝える
持病があることを一律に使用禁止と考えるのではなく、製品ごとの禁止事項と相談事項を区別します。
【使用前に相談を考える情報】
- 治療中の病気
- 血圧の状態
- 使用中の薬
- 過去の薬物アレルギー
頭皮状態も確認する
傷や湿疹、炎症などがある場合は、発毛剤を塗る前に製品の注意事項を確認します。
発毛剤とAGA治療をどう選ぶ?
薄毛が進行している場合は、市販発毛剤だけに限定せず、AGAの診断と治療選択肢を医療機関で確認する方法があります。
ミノキシジル外用以外の選択肢もある
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性型脱毛症に対するミノキシジル外用に加え、男性ではフィナステリドやデュタステリドの内服も推奨されています。
【治療を整理する手順】
- 薄毛の原因を確認する
- 希望する治療方法を整理する
- 持病・服薬を伝える
- 効果と副作用の説明を受ける
市販薬を漫然と使い続けない
症状が対象外と思われる場合や異常が生じた場合は、自己判断で塗布量を増やさず、添付文書に従って医師・薬剤師へ相談します。
参照資料:PMDA「一般用医薬品 添付文書」、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」