AGAクリニックで処方薬を受け取る場合、「診察なしで薬だけをもらう」という形ではありません。 医師法20条では、医師が自ら診察せずに治療や処方箋の交付を行うことを禁止しています。オンライン診療でも、スマートフォン等を使って医師の診察を受けたうえで薬が処方されます。通院せず薬が届くサービスでも、「診察不要」とは別です。
AGAクリニックで薬だけもらえる?
AGA治療薬だけを継続的に処方してもらう診療形態はありますが、処方薬であれば医師の診察を経て処方されます。
診察なしで処方箋を出すことはできない
医師法20条は、医師が自ら診察しないで治療をしたり、処方箋を交付したりすることを禁止しています。
「薬だけのプラン」と「診察なし」は同じ意味ではありません。処方薬を受ける際には診療の過程があります。
広告や料金表を見るときも、診察方法まで確認しましょう。
オンラインなら自宅から診察できる場合がある
厚生労働省はオンライン診療を、スマートフォンやパソコン等を使って自宅などから医師の診察・薬の処方を受けられる診療と説明しています。
【オンライン診療でできること】
- 医師の診察を受ける
- 治療方針を相談する
- 医師の判断で薬の処方を受ける
- 条件により薬の配送等を利用する
オンライン診療も医師による診察であり、単なる薬の注文・配送サービスとは異なります。厚生労働省は、医師がオンライン診療による診療が適切でないと判断した場合には利用できないことも案内しています。
なぜ診察が必要なの?
薄毛の原因確認と、薬を安全に使用できるかの判断が必要だからです。
AGA以外の脱毛症もある
薄毛・抜け毛には男性型脱毛症以外の原因もあり、薬によって対象となる脱毛症が定められています。
【診断を省けない理由】
- 急激な脱毛
- 斑状の脱毛
- 頭皮の炎症
- 他の病気・薬剤との関連
- AGA治療薬の適応外となる状態
希望する薬があっても、まず適応を確認します。
副作用・持病・併用薬を確認する
フィナステリドやデュタステリドなどの処方薬には、それぞれ禁忌・副作用・検査への影響などがあります。
【診察で伝える情報】
- 持病
- 服用中の薬
- 過去の副作用
- 検査予定
- AGA治療歴
情報を正確に伝えることで、医師が処方の適否を判断しやすくなります。
再診はなぜ必要?
AGA治療を継続する場合、効果・副作用・治療継続の必要性を確認するため再診が設定されます。
薬を継続してよいか確認する
デュタステリドの添付文書では、通常6か月の治療で効果を評価します。6か月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合は投薬を中止するよう、添付文書に定められています。改善があり6か月を超えて投与する場合も、定期的に効果を確認して継続の必要性を検討します。
【再診で確認すること】
- 薄毛の経過
- 治療効果
- 副作用
- 服薬状況
- 治療を続ける希望
再診頻度は薬や患者の状態、医療機関の診療方針で異なります。
同じ薬を自動的に出し続けるためではない
再診は単なる薬の受け取り手続きではなく、治療内容を見直す機会でもあります。
- 抜け毛・見た目の変化
- 気になる副作用
- 飲み忘れ
- 費用負担
- 治療への希望
気になる変化を医師へ伝えましょう。
オンライン再診なら通院せず薬を受け取れる?
オンライン診療に対応する医療機関では、自宅等から診察を受け、条件に応じて処方薬を受け取れる場合があります。
すべての患者がオンライン診療を利用できるわけではない
厚生労働省は、医師がオンライン診療に適さないと判断した場合は利用できず、必要に応じて対面診療へ切り替えると案内しています。
【オンライン診療の注意】
- 診察自体は必要
- 対面へ切り替わる場合がある
- 医師判断で処方されない場合がある
- 薬の受取方法を確認
「オンライン=必ず薬が出る」ではありません。
薬だけの料金ではなく診療条件まで確認する
AGAクリニックを比較するときは、薬代だけでなく診察料、再診方法、送料、処方日数なども確認します。
- 初診方法
- 再診方法・頻度
- 薬代
- 診察料
- 送料・配送条件
- 解約・治療変更の方法
通いやすさと相談体制も含めて、自分が継続できる診療方法を選びましょう。
参照資料:厚生労働省「医師法第20条」「オンライン診療について」