医療用ウィッグの購入費は、原則として公的医療保険の対象外です。「医療用」と表示されていても、保険証を使って一定割合の自己負担だけで購入できるものではありません。
高額療養費にも合算できない
高額療養費は保険診療の自己負担に対する制度です。保険適用外のウィッグ購入費を足して自己負担限度額を計算することはできません。治療費とウィッグ代は別の予算として整理します。
購入費の助成は別制度
自治体によっては、がん治療に伴う脱毛に使うウィッグなどへ購入費を助成しています。これは公的医療保険の給付とは別で、対象疾患、住所、購入時期、上限額、申請期限などの条件があります。
購入前に居住地の市区町村で「がん患者・ウィッグ・助成」の案内を探し、領収書の宛名や必要書類を確認します。制度が分からないときは自治体の担当窓口や、がん相談支援センターで相談できます。
独自給付は加入先の条件で判断する
民間保険や勤務先の福利厚生に独自の支援がある場合も、ウィッグを買えば一律に支払われるわけではありません。契約名と給付条件を確認し、公的医療保険の対象外であることと混同しないようにします。
参考資料:国立がん研究センター がん情報サービス「がんとお金」「脱毛」