頭皮トラブルで皮膚科を受診しても、全員が同じ検査を受けるわけではありません。まず症状の経過や使用製品を聞き、頭皮を診察したうえで、疑われる疾患に応じて検査や治療を選びます。
まず問診と視診で症状の経過を確認する
診察では、見た目だけでなく症状の始まり方や使用製品まで確認します。
いつから何が起きたかを聞かれる
かゆみ、フケ、赤み、痛み、脱毛などがいつ始まり、どう変化したかは診断の重要な情報です。
頭皮だけでなく周囲の皮膚も診ることがある
生え際、耳周囲、顔などの皮疹も病気を考える手掛かりになるため、症状の分布を確認します。
使用中の製品や治療歴を確認する
シャンプー、染毛剤、育毛剤、発毛剤、処方薬などの使用状況を問診で整理します。
疑う病気に応じて必要な検査を選ぶ
追加検査は疑われる病気に合わせて選ばれ、全員一律ではありません。
すべての人に同じ検査をするわけではない
診察だけで判断できる場合もあれば、疑う疾患によって追加検査が必要になる場合もあります。
接触皮膚炎ではパッチテストが検討される
アレルギー性接触皮膚炎では、原因物質を調べる重要な検査としてパッチテストが用いられます。
真菌感染が疑われれば真菌検査を行うことがある
頭部白癬などが疑われる場合は、毛や鱗屑などを用いた真菌検査が検討されます。
症状に応じて検討される検査の例
- 接触皮膚炎が疑われる場合のパッチテスト
- 真菌感染が疑われる場合の真菌検査
- 脱毛症での拡大観察・ダーモスコピーなど
必要な検査は診察結果によって異なり、すべてを一律に行うわけではありません。
診断に応じて薬物治療や原因回避を行う
治療は診断に合わせ、薬だけでなく原因回避なども組み合わせます。
炎症性疾患では症状に応じた外用薬などを使う
皮膚炎の種類や重症度に応じて治療が選ばれます。市販薬を一律に続けるのではなく診断に合わせます。
接触皮膚炎では原因との接触を避けることが重要
原因物質が分かれば、その物質を避ける生活指導も治療の重要な部分になります。
脱毛症が疑われれば毛髪の状態も評価する
薄毛の部位や進み方、毛の太さなどを確認し、頭皮炎症だけで説明できるかを考えます。
治療後は経過を見て必要なら再評価する
経過によっては再診で診断や治療を調整します。
治療への反応を見て診断を再確認することもある
症状が改善しない場合は、薬の使い方、原因回避、別の疾患の可能性などを見直します。
急な悪化や新しい症状は再診時に伝える
脱毛の拡大、痛み、膿、強い腫れなど新しい変化があれば早めに相談します。