増毛は、自毛を発毛させる治療ではなく、人工毛などを付加して外見上のボリュームを補う方法です。 そのため「すぐ見た目を変えたい」「手術ではなく外見をカバーしたい」といった目的には合いやすい一方、AGAそのものの進行を抑える方法ではありません。薄毛の範囲、自毛の状態、維持管理の負担を確認して選びましょう。
増毛はどんな人に向いている?
発毛効果より、現在の見た目を比較的早く補いたい人が検討しやすい方法です。
外見上の毛量をすぐ補いたい人
既存の自毛などを利用して人工毛を付加する方式では、施術によって見た目のボリュームを調整できます。
医薬品のように毛包へ作用して発毛させる仕組みではありません。
手術以外の方法で薄毛をカバーしたい人
自毛植毛は毛包を採取・移植する手術ですが、一般的な増毛サービスは手術を伴わない点が異なります。
【増毛を検討しやすい目的】
- 部分的に毛量を補いたい
- 施術後の見た目を重視
- 手術以外を希望
- 自毛を生かしたい
ただし装着方式によって自毛への負担やメンテナンス方法は異なります。
薄毛が部分的な人はどう選ぶ?
分け目・生え際など限られた範囲なら、必要な部分だけ補えるかを確認します。
残っている自毛の状態を確認する
自毛へ結び付ける方式では、装着に利用する自毛の量や状態が施術方法の選択に関係します。
- カバーしたい範囲
- 装着に使う自毛
- 希望する髪型
- 日常の洗髪方法
- 調整頻度
自毛が減った場合の対応も契約前に聞いておきます。
広い範囲ならウィッグも比較する
広範囲を一度にカバーしたい場合は、部分・全頭用ウィッグなど別の方法も比較できます。
【比較する視点】
- カバー範囲
- 着脱性
- 装着感
- 日々の手入れ
- 継続費用
増毛だけに限定せず目的に合う方法を選びます。
薄毛が進行している人は増毛だけでいい?
AGAなど進行性の脱毛症が疑われる場合、増毛で外見を補うことと原因への治療は分けて考えます。
AGAの進行を増毛で止めることはできない
男性型脱毛症では毛周期が変化し毛髪のミニチュア化が進みます。増毛はこの病態への治療ではありません。
【進行する薄毛で確認】
- 生え際の後退
- 頭頂部の薄毛
- 自毛の細毛化
- 家族歴
- 経過年数
医療的な治療を希望する場合は皮膚科などで相談します。
急な脱毛は増毛前に原因を確認する
短期間に大量に抜ける、円形・斑状に抜けるなどの場合はAGA以外の脱毛症も考えます。
【先に受診を考える変化】
- 急激な脱毛
- 円形・斑状
- 強い頭皮炎症
- 痛み・膿
- 原因不明の脱毛
原因確認をせず外見だけをカバーし続けないようにします。
増毛を選ぶ前のチェックポイント
見た目だけでなく、継続費用、メンテナンス、自毛への負担、契約条件まで確認します。
長期的に続けられる維持方法かを見る
自毛の成長や脱落に合わせて調整が必要になる方式では、定期的な来店や費用が発生します。
- 初期費用
- 追加・調整費用
- 来店頻度
- 契約期間
- 解約・返金条件
具体的な金額は事業者とプランで異なるため見積書で確認します。
目的が発毛なら治療法も比較する
日本皮膚科学会は男性型脱毛症の主な治療として外用療法、内服療法、自家植毛術を挙げています。
【目的別の選択】
- 外見を補う=増毛・ウィッグ
- 自毛を移植=自毛植毛
- 発毛を促す=適応のある発毛治療
- 原因不明=診断を優先
自分が得たい結果に合う方法を選びましょう。