頭皮ケアを始めるなら、まず「やさしく洗う・頭皮状態に応じて保湿する・紫外線を避ける」という基本から整えましょう。 高価な育毛成分を追加する前に、洗いすぎやすすぎ残し、乾燥、強い摩擦、過度な日光曝露など、毎日の負担を減らすことが大切です。ただし、頭皮ケアはAGAなどの脱毛症治療そのものではありません。
頭皮ケアは何から始めればいい?
最初に現在の頭皮状態を確認し、洗髪方法を整えることから始めます。
乾燥・皮脂・フケ・赤みを確認する
「頭皮ケア用」と書かれた製品を先に買うのではなく、自分が何に困っているのかを整理します。
赤みや強いかゆみなどがある場合は、刺激を追加する前に原因を確認します。
シャンプーは頭皮と毛髪を清潔にするために使う
厚生労働省が示す洗髪用化粧品の効能範囲には、頭皮・毛髪を清浄にすることや、すこやかに保つことなどが含まれます。
- 頭皮の乾燥・脂っぽさ
- 洗浄後のつっぱり
- かゆみ・赤み
- 香料などへの刺激
- 整髪料の使用状況
シャンプーだけに発毛治療の役割まで求めないようにします。
頭皮を傷めにくい洗髪の基本
爪を立てず、強くこすらず、洗浄料を十分にすすぐことが基本です。
指の腹でやさしく洗う
かゆみや皮脂が気になっても、爪で引っかいたり長時間こすったりすると皮膚への負担が増えます。
【基本の洗髪手順】
- 髪と頭皮を湯で濡らす
- シャンプーを適量使う
- 指の腹でやさしく洗う
- 生え際や耳周りまで十分にすすぐ
- タオルで強くこすらず水分を取る
洗髪回数を増やすより、1回の洗い方を見直すことも重要です。
洗浄力は強ければ良いわけではない
皮脂を完全に取り去ることを目標にすると、乾燥や刺激が気になる場合があります。
【洗いすぎのサイン】
- 洗髪後につっぱる
- ヒリつく
- 乾いた細かいフケが増える
- 赤み・かゆみが出る
症状がある場合は製品や洗髪方法を見直します。
乾燥する頭皮は保湿したほうがいい?
乾燥やつっぱりがある場合は、刺激の少ない頭皮用保湿製品などを検討できますが、炎症が強い場合は自己流のケアを重ねないようにします。
頭皮用として使用できる製品を選ぶ
顔や体用の製品を無条件に頭皮へ使うのではなく、使用部位や使用方法を確認します。
【保湿製品で確認】
- 頭皮への使用可否
- 香料・アルコールなどの使用感
- 使用量
- 使用タイミング
- 異常時の注意事項
保湿成分が多いほど発毛するという意味ではありません。
赤み・湿疹があるときは原因確認を優先する
乾燥に見えても接触皮膚炎や脂漏性皮膚炎などが関係している場合があります。
【セルフケアだけで続けない状態】
- 強いかゆみ
- 赤み・湿疹
- 痛み
- 滲出液
- 症状が長期間続く
症状が続く場合は皮膚科などへ相談します。
頭皮の紫外線対策はどうする?
頭皮も皮膚なので、強い紫外線への不必要な曝露を避けます。まず帽子などで物理的に遮り、必要に応じて使用部位に適した日焼け止めを使います。
帽子や日傘で紫外線を遮る
日本皮膚科学会は紫外線防御として、日傘や帽子、衣類などによる物理的遮断を第一に挙げています。
【頭皮の紫外線対策】
- 帽子を利用
- 日傘を利用
- 長時間の直射日光を避ける
- 日陰を活用
- 必要に応じて日焼け止めを検討
帽子は蒸れや締め付けが強すぎないものを選び、清潔に保ちます。
紫外線対策と発毛対策を混同しない
紫外線は皮膚に急性・慢性の障害を起こし得るため防御は大切ですが、紫外線を避けること自体がAGA治療になるわけではありません。
【頭皮ケアの基本まとめ】
- やさしく洗う
- 十分にすすぐ
- 乾燥時は適切に保湿
- 紫外線を避ける
- 脱毛症の治療とは分ける
基本ケアを整えても薄毛が進行する場合は、頭皮ケアだけで対応せず原因を確認しましょう。