マッサージ中に髪が抜けても、その本数だけで「マッサージが毛根を壊した」「脱毛症が進んだ」とは判断できません。ただし、強くこする・髪を引っ張る方法は避け、抜け毛の増加が続く場合はマッサージ以外の原因も確認します。頭皮に痛みや炎症がある場合は、育毛目的でも刺激を続けないことが大切です。
マッサージ中に髪が抜ける理由をどう考える?
マッサージ中に抜け毛を目にすると不安になりやすいですが、抜けたタイミングだけから原因を決めることはできません。
毛髪には自然な生え替わりがある
毛髪は毛周期に沿って生え替わるため、日常生活の中でも抜け毛は生じます。マッサージ時に抜けた髪がすべて刺激によって新たに脱毛したとは限りません。
すでに抜ける段階の毛が動作で離れることも考えられる
洗髪やブラッシングと同様、触れたタイミングで抜け毛に気づくことがあります。抜けた場面だけから原因を特定することはできません。
本数を一回だけ数えて診断しない
抜け毛の量には日ごとの変動があります。特定の日の本数だけでAGAや別の脱毛症を自己診断するのは避けます。
マッサージ方法によっては髪への負担になる
一方で、髪を引っ張る・強くこする方法は不要な物理的負担になるため、抜け毛が気になるほど刺激を強めるのは避けます。
髪を引っ張りながら揉まない
指に髪を絡めたまま強く動かすと、毛髪に牽引力が加わります。指の位置を調整し、髪を引っ張らないようにします。
爪を立ててこすらない
抜け毛を減らそうとして頭皮を強く刺激する必要はありません。爪による傷や摩擦を避け、指の腹でやさしく触れます。
濡れた髪を乱暴に扱わない:洗髪時にマッサージする場合も、髪を激しくもみ合わせたり、絡まりを力任せにほどいたりしないようにします。
抜け毛を見るときに確認したい変化
抜け毛の評価では、その日の本数だけでなく、変化が続く期間や毛量・頭皮の状態を合わせて見ます。
以前より明らかに増えた状態が続くか
一度のマッサージで見えた本数より、普段と比べて抜け毛が増えた状態が続いているかを確認します。
毛量や見た目にも変化があるか
抜け毛だけでなく、生え際、頭頂部、分け目などの見た目が徐々に変化しているかも判断材料になります。
頭皮症状を伴っていないか:赤み、強いかゆみ、痛み、湿疹などがある場合は、単なる抜け毛の本数だけでなく頭皮疾患の可能性も含めて確認が必要です。
抜け毛が気になるときの対応
抜け毛が気になるときは、マッサージを原因と決めつけるのでも、無関係と決めつけるのでもなく、経過と脱毛パターンを確認します。
まず強いマッサージをやめる
マッサージ後に抜け毛や痛みが気になる場合は、刺激を強めて様子を見るのではなく、いったん中止または弱めます。
抜けた毛だけでAGAと決めない
AGAは生え際や頭頂部などに特徴的な薄毛が徐々に進行する脱毛症ですが、抜け毛の観察だけで確定診断はできません。
急な脱毛や進行する薄毛は医療機関へ相談する
急に抜け毛が増えた、脱毛部位が広がる、頭皮症状を伴う、薄毛が徐々に進むなどの場合は、原因によって対応が異なるため皮膚科などへの相談を検討します。