増毛後にかゆみが出たら、慣れるまで我慢するのではなく、装着による刺激を止めます。汗や摩擦、接着剤やケア剤によるかぶれなどが考えられますが、症状だけで原因は確定できません。
汗と固定材の接触範囲を分けて記録する
運動後だけなのか、接着面の形に沿ってかゆいのか、洗髪剤を変えた後なのかを記録します。汗をかいたからとかきむしったり洗浄剤を増量したりせず、やさしく洗ってすすぎます。
最初に負担を減らす
ブラッシングや帽子などで装着部を引っ張る動作を止めます。自分で着脱する製品は指定手順で外し、結毛式・編み込み式など自分で外す設計でない場合は施術店に調整・取り外しを依頼します。
結び目を切る、強く引き抜く、家庭用接着剤で付け直す処置はしないでください。剥がすと皮膚が傷みそうな接着部は無理に剥がさず、医療機関へ相談します。
装着状態と皮膚の症状を分ける
かゆみの位置が結び目、ベースの縁、接着面のどこに一致するか見ます。いつから出たか、新しいケア剤や固定材を使ったかを記録すると、装着調整と診察の両方に役立ちます。
赤みや湿疹がある場所へ整髪料や別の接着剤を追加しないでください。外した後も続く症状は、装着だけが原因とは限りません。
早めに受診する症状
強い痛み、腫れ、水ぶくれ、膿、広がる赤みがある場合は、次のメンテナンス日を待たず皮膚科を受診します。発熱や急な悪化を伴う場合は速やかに医療機関へ連絡してください。
皮膚科では製品名、接着剤やケア剤の成分表示、症状の写真を示します。アレルギーを確かめるために同じ製品を自分で再塗布しないでください。
参考資料:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A:かぶれ」