フィナステリド単剤を扱うAGAクリニックはありますが、実際に処方できるかは診察結果と医院の取り扱いによります。
希望すれば誰でも処方されるわけではなく、男性AGAと考えられるか、適応や副作用リスクなどを確認して治療を決めます。
AGAクリニックでフィナステリドだけ処方してもらえる?
男性AGAではフィナステリド単剤が治療選択肢になる場合があります。
男性AGAで推奨される治療の一つ
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性型脱毛症へのフィナステリド内服は推奨度Aです。
【単剤を検討する確認項目】
- 男性AGAか
- 治療目的
- 副作用・注意点
- 経過評価
適応は男性AGAの進行遅延
国内承認製剤の効能・効果は男性における男性型脱毛症の進行遅延で、女性や他の脱毛症には適応がありません。
必ず髪を生やす薬と捉えず、男性AGAの進行を遅らせる薬として確認します。
フィナステリド単剤治療の考え方
安いから選ぶのではなく、現在の状態と治療目的に合うかで検討します。
用量は自己判断で決めない
国内承認製剤では男性成人に通常0.2mgを1日1回、必要に応じ増量できますが1日1mgが上限です。
【用量の注意】
- 自己増量しない
- 他院処方との重複を避ける
- 個人輸入薬を追加しない
- 処方どおり服用する
効果は経過で評価する
添付文書では効果確認まで通常6か月の連日投与が必要とされ、効果持続には継続的な服用が必要とされています。
短期間の変化だけで判断せず、医師と経過を評価します。
追加治療を提案されたときの確認ポイント
セットだから追加するのではなく、各治療を加える医学的理由を確認します。
ミノキシジル外用の場合
男性型脱毛症へのミノキシジル外用もガイドラインで推奨度Aです。
【追加理由の確認】
- 目的
- 単剤との違い
- 副作用
- 追加費用
ミノキシジル内服の場合
同ガイドラインではミノキシジル内服は推奨度Dで、外用と同じ位置づけではありません。
【内服なら確認】
- 国内承認状況
- 利益とリスク
- 代替治療
- 提案理由
フィナステリド単剤を希望するときの確認ポイント
単剤希望を伝え、適応・期待できる効果・副作用・費用を確認します。
副作用と注意事項を確認する
性機能に関する副作用や肝機能障害などが報告されているため、気になる症状があれば医師へ相談します。
- 既往歴
- 使用中の薬
- 過去の副作用
- 気になる症状
薬代以外の総額も確認する
診察料や検査費用、配送費などが別に必要な場合があります。
単剤にするかは価格ではなく、診断・治療目的・効果・安全性を踏まえて決めます。
参照資料:日本皮膚科学会ガイドライン2017年版、各医療機関の診療・料金表示、厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」