AGA治療薬を変更したいときは、変更したい理由、現在の効果、副作用、治療期間を医師へ伝えることが大切です。 自己判断で切り替えたり複数薬を重ねたりせず、治療目的に合う変更かを相談しましょう。
薬を変更したい理由を整理する
効果、副作用、費用、使いやすさなど変更理由を具体化します。
何に困っているかを明確にする
「効かない気がする」場合も、治療期間が短いのか、写真上の変化がないのかで判断が変わります。
- 効果に満足できない
- 副作用が気になる
- 費用を見直したい
- 内服・外用の負担を変えたい
理由が明確だと薬の変更以外も相談できます。
効果判定の時期を確認する
フィナステリドの添付文書では3カ月で効果が発現する場合もありますが、通常は6カ月の連日投与が必要とされています。
【変更前の確認】
- 治療期間
- 写真による経過
- 服薬状況
- 医師が設定した評価時期
十分な評価期間か確認します。
フィナステリドとデュタステリドの変更
両薬は男性AGAに使われますが、同じ薬ではありません。
単純な上位・下位として考えない
日本皮膚科学会2017年版ガイドラインでは男性AGAへのフィナステリド、デュタステリドはいずれも推奨度Aです。
【切替相談の比較項目】
- 現在の効果
- 副作用
- 用法・用量
- 既往歴・併用薬
- 費用
自分の条件で比較します。
旧薬と新薬を自己判断で重ねない
手元に残った薬と新しい薬を独自に併用することは避けます。
【変更時の確認】
- 旧薬をいつまで使うか
- 新薬をいつ始めるか
- 残薬の扱い
- 変更後の評価時期
切り替え方法は処方医の指示に従います。
内服と外用の変更・追加
薬ごとの目的とリスクを分けて考えます。
外用ミノキシジルは別の作用を持つ
2017年版ガイドラインではミノキシジル外用も推奨度Aです。5α還元酵素阻害薬とは使用方法が異なります。
【外用検討時の確認】
- 使用対象・濃度
- 使用回数
- 頭皮症状
- 内服との役割分担
追加すれば必ず効果が高まるとは断定できません。
内服ミノキシジルとは区別する
脱毛症目的のミノキシジル内服は国内未承認で、2017年版ガイドラインでは推奨度Dです。
【名称だけで判断しない】
- 外用か内服か
- 国内承認の有無
- ガイドライン上の位置づけ
- 副作用の説明
ミノキシジルへの変更では投与経路まで確認します。
医師に変更を相談するときのポイント
今の治療で困っている点と今後の希望を具体的に伝えます。
診察前に情報をまとめる
お薬手帳、処方履歴、治療前後の写真などを確認します。
【変更相談の準備】
- 薬名・用量
- 治療期間
- 副作用
- 効果の実感
- 希望する費用・方法
具体的な情報が判断材料になります。
変更後の評価方法まで決める
薬を変える場合は、いつ何を基準に評価するかも確認します。
AGA治療薬の変更は「効果・副作用・治療期間・希望」を整理し、切り替え方法と評価時期まで医師と確認しましょう。
自己判断の切り替えや併用を避けます。
参照資料:日本皮膚科学会ガイドライン2017年版、各医療機関の診療・料金表示、厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」