AGAクリニックの初診では、薄毛の状態だけでなく、現在の服薬や既往歴なども治療を検討する材料になります。持ち物はクリニックによって異なりますが、本人確認に必要なもの、服薬情報、これまでの薄毛の経過が分かる情報を準備しておくと診察で説明しやすくなります。予約後に届く案内がある場合は、その指示を優先してください。
AGAクリニックの初診に持っていきたいもの
必要書類は受診するクリニックと診療方法によって異なるため、予約時の案内を最優先で確認します。特にオンライン初診では本人確認の準備が必要です。
本人確認書類
オンライン診療について厚生労働省は、患者本人であることを医師が確認するため、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどの本人確認書類が必要と案内しています。対面診療でもクリニックから本人確認書類の提示を求められる場合があります。
- 本人確認書類
- 保険診療を受ける場合の資格確認に必要なもの
- 支払い方法
- 事前問診・同意書
AGAの自由診療だけを受ける場合と、保険診療を含む場合では必要なものが異なることがあります。
お薬手帳・薬剤情報
現在使用している薬は、薬名・用量などを正確に伝えられるようにします。厚生労働省は、お薬手帳を服用歴などを管理する仕組みとして案内しています。
紙のお薬手帳だけでなく、利用している電子版お薬手帳や薬局でもらった薬剤情報など、内容を確認できるものを準備します。
支払い手段
自由診療では支払い方法がクリニックによって異なります。現金、クレジットカード、医療ローンなど、利用可能な方法と一括・分割時の条件を事前に確認してください。
服薬情報・既往歴はどこまで伝える?
AGAと関係なさそうに見える薬や病気でも、自己判断で省かず医師へ伝えます。治療薬を安全に選ぶため、現在の治療状況を正確に共有することが重要です。
処方薬だけでなく市販薬なども整理する
- 医療機関から処方されている薬
- 市販薬
- 使用中の外用薬
- サプリメント等
すべてを暗記する必要はありません。現物、薬袋、お薬手帳、薬剤情報などを使って確認できるようにします。
治療中の病気や既往歴を伝える
現在治療している病気、過去にかかった大きな病気、薬によるアレルギーや副作用歴などを問診票へ記載します。内容によってはAGA治療薬の選択や追加確認に関係します。
他院でAGA治療を受けた経験も伝える
過去にフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル外用などを使用した経験がある場合は、薬剤名、使用期間、効果の感じ方、副作用の有無を分かる範囲で伝えます。
【自己判断で隠さない】
- 個人輸入した薬の使用歴
- 他院でもらったAGA治療薬
- 途中で中止した理由
- 副作用と思われる症状
同じ成分の重複使用などを避けるためにも、現在使用しているものを正確に共有してください。
薄毛の写真は初診に必要?
過去の写真は必須とは限りませんが、以前の状態と現在を比較する補助情報になることがあります。写真だけでAGAを診断できるわけではないため、医師の診察と分けて考えます。
過去の髪型写真でも参考になる
薄毛記録専用の写真がなくても、過去の正面・側面・頭頂部が写っている写真があれば、いつごろから変化したかを説明する参考になる場合があります。
- 生え際が分かる写真
- 頭頂部が写った写真
- 数年前の髪型写真
- 最近の同じ部位の写真
照明や髪の長さ、濡れ具合などで見え方が変わるため、写真だけで毛量の変化を断定しません。
現在の写真は条件をそろえて記録する
今後の経過記録に使う場合は、同じ場所、同じ照明、同じ角度、同程度の髪の状態で撮影すると比較しやすくなります。
過去写真を用意できないからといって、診察を受けられないとは限りません。急激な抜け毛、円形の脱毛、頭皮の強い炎症などがある場合は、写真探しより受診を優先します。
初診前にメモしておくとよい情報
持ち物だけでなく、問診で聞かれそうな経過を整理しておくと、限られた診察時間で伝えやすくなります。AGAを自己診断するためではなく、医師へ正確に情報を渡すためのメモと考えましょう。
薄毛に気づいた時期と変化
- いつごろ気になり始めたか
- 生え際・頭頂部・全体など気になる部位
- 徐々に変化したか急に変化したか
- 抜け毛以外の頭皮症状があるか
日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性型脱毛症は思春期以降に始まり徐々に進行するとされています。一方、ほかの脱毛症との鑑別が必要になる場合があります。
これまでに試した対策
育毛剤、発毛剤、AGA治療、サプリメントなど、過去に試したものがあれば名称と使用時期を整理します。育毛剤と医薬品である発毛剤を混同せず、分かる範囲で製品名を伝えます。
質問したいこともメモする
AGAクリニックの初診では、予約案内で指定された本人確認書類などに加え、お薬手帳・薬剤情報、既往歴、過去の治療歴を整理しておきましょう。薄毛の過去写真は補助情報になりますが必須とは限らず、写真だけでAGAを自己診断しないことが大切です。
治療効果、副作用、費用、通院方法など、診察で確認したい質問も一緒にメモしておくと安心です。
参照資料:厚生労働省「オンライン診療について」、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」