男性用5%ミノキシジル外用発毛剤では、効果が分かるようになるまで「少なくとも4か月間、毎日使用」が一つの目安です。 6か月使用しても改善がない場合は、使用を中止して医師・薬剤師へ相談するよう記載された製品があります。手元の製品説明書を基準に判断しましょう。
発毛剤は何か月使えば効果がわかる?
男性用5%ミノキシジル製剤では、少なくとも4か月が効果確認の一つの基準です。
4か月未満で効かないと決めない
PMDA掲載の5%製剤では、有効性は4か月使用後から認められているとして、少なくとも4か月間毎日使用するよう案内されています。
数週間や1〜2か月だけで発毛効果を判定せず、使用製品の添付文書に示された期間を確認しましょう。
用法・用量を守ることが前提です。
製品ごとの条件を確認する
男性用5%製剤の期間を、濃度や対象が異なるすべての発毛剤へ一律に当てはめません。
【期間と一緒に確認】
- 有効成分濃度
- 男性用・女性用
- 対象となる脱毛症
- 用法・用量
- 相談・中止基準
手元の製品説明書を優先します。
効果は何を見て判断する?
見た目の印象だけでなく、複数の変化を確認します。
生毛・軟毛・硬毛や脱毛状態を見る
男性用5%製剤では、脱毛状態、生毛・軟毛、硬毛、抜け毛の程度などが改善の目安として示されています。
- 脱毛状態
- 生毛・軟毛
- 硬毛
- 抜け毛の程度
一つのサインだけで判定しません。
写真は同じ条件で残す
照明、角度、距離、髪の状態が違うと見え方が変わります。
【写真条件】
- 照明
- 角度
- 距離
- 分け目
- 髪の乾湿状態
写真は経過記録の補助であり診断そのものではありません。
6か月使って変化がない場合は?
男性用5%製剤では、6か月使用して改善がなければ使用を中止し、医師・薬剤師へ相談する旨が記載されています。
自己判断で量や回数を増やさない
効果が分からないからと指定量以上に使用しても、効果の増加が保証されるわけではありません。
【避けること】
- 1回量を増やす
- 使用回数を増やす
- 頭皮外用剤を自己流で併用
- 原因確認なしに継続
用法・用量を守ります。
別の脱毛症でないか確認する
改善がない場合、壮年性脱毛症以外の脱毛症や別の原因である可能性も添付文書で注意されています。
【相談時に整理】
- 使用製品
- 使用期間
- 用法の遵守
- 薄毛の経過
- 頭皮症状
必要に応じて診断を受けます。
期間内でも相談すべき場合
「まず6か月」は、異常があっても6か月我慢するという意味ではありません。
脱毛状態が悪化した場合
5%製剤では、6か月以内でも脱毛状態の悪化や急激・斑状の脱毛などがあれば使用を中止し相談するよう記載されています。
【期間を待たず相談】
- 脱毛状態の悪化
- 急激な脱毛
- 斑状の脱毛
- 頭髪以外の脱毛
対象外の脱毛症などの可能性があります。
副作用を疑う症状にも注意する
頭皮症状のほか、頭痛、めまい、胸痛、動悸、原因不明の急な体重増加、むくみ等が相談対象として記載された製品があります。
【添付文書で確認】
- 頭皮の発疹・発赤等
- 頭痛・めまい
- 胸痛・動悸
- 急な体重増加
- 手足のむくみ
症状があれば添付文書に従って相談します。
参照資料:PMDA「一般用医薬品 添付文書」、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」