ウィッグを使っただけで必ず抜け毛が増えるわけではありません。ただし、固定具や接着方法によって自毛へ強い力が繰り返しかかる、頭皮に炎症が起きるなどの問題がある場合は、装着方法を見直す必要があります。抜け毛の原因をウィッグだけに決めつけないことも大切です。
引っ張る痛みがある固定は続けない
自毛が引かれて痛む場合は、強い固定を止めて調整します。牽引が長く続くと回復しにくい脱毛を起こすことがあるため、我慢して慣らす使い方は避けます。自分で外せない方式は施術店で外し、脱毛や炎症があれば皮膚科で診察を受けます。
ウィッグ使用と抜け毛を単純に結び付けない
抜け毛には毛周期、脱毛症、体調などさまざまな背景があるため、ウィッグを使っているという事実だけで原因を確定できません。
装着前後の変化を確認する
いつから、どの部位で抜け毛が気になったかを整理します。
薄毛のパターンも見る
生え際や頭頂部などで徐々に進む場合は、装着の影響以外の脱毛症も含めて考えます。
抜け毛本数だけで自己診断しない
日々の変動もあるため、固定した本数だけで異常や原因を判断しません。
自毛を強く引っ張る固定方法には注意する
クリップなどを同じ場所へ強く固定し続けると、自毛や頭皮に負担が集中する場合があります。
固定位置を同じ場所に集中させない方法を確認する
製品上可能な場合は、販売元に負担を分散できる装着方法を相談します。
痛みを我慢して装着しない
引っ張られる痛みや圧迫感が続く場合はサイズや固定方法を見直します。
自毛が弱っている部分への固定を相談する
毛量が少ない場所へ強い力をかけず、適した固定方法を専門店に確認します。
頭皮に炎症がある場合は装着を見直す
赤み、かゆみ、湿疹などが続く場合は、皮膚への刺激と抜け毛を別々に確認します。
接着剤やテープとの関係を見る
固定材が触れる場所に症状が集中する場合は接触皮膚炎なども考えます。
かき壊しを避ける
かゆみが強い状態で頭皮を繰り返しかくと傷になるため、原因への対応を優先します。
炎症が続く場合は皮膚科へ相談する
ウィッグを外すだけで改善しない、症状が強い場合は医療機関で確認します。
【頭皮症状を我慢して装着を続けない】
抜け毛とともに固定部の痛みや炎症がある場合は装着方法を見直し、脱毛が続く・範囲が広がる場合はウィッグ以外の原因も含めて医療機関へ相談します。
抜け毛が増えたと感じたときの対応
ウィッグを捨てる、育毛製品を増やすなど極端な対応をする前に、装着と脱毛の状況を整理します。
販売元でフィッティングを確認する
サイズや固定具が適切か、頭皮・自毛へ過度な力がかかっていないか相談します。
写真などで経過を記録する
同じ条件で薄毛の範囲を記録すると、変化を客観的に確認しやすくなります。
進行する脱毛は医療機関へ相談する
自毛の脱毛が続く、範囲が広がる場合は、原因診断のため皮膚科などへ相談します。
参考資料:米国皮膚科学会「Hairstyles that pull can lead to hair loss」