ウィッグの中が蒸れたからといって、それだけでAGAになる、あるいは必ず薄毛になるとはいえません。一方で、汗や湿気による不快感、摩擦、皮膚トラブルが起きている場合は頭皮状態への対応が必要です。薄毛と頭皮症状を分けて考えましょう。
蒸れだけをAGAや薄毛の直接原因と決めつけない
AGAは特徴的なパターンで進行する脱毛症であり、ウィッグ内部の蒸れだけを原因として説明するのは適切ではありません。
汗をかくこととAGAを同一視しない
汗や蒸れがあることだけでAGAと判断することはできません。
頭皮環境という言葉だけで脱毛を説明しない
かゆみや炎症など具体的な症状があるかを確認します。
薄毛の原因を知りたい場合は診断を受ける
進行する薄毛が気になる場合は、ウィッグ使用だけを原因と考えず医療機関へ相談します。
蒸れで気になるのは汗や摩擦による不快感・皮膚症状
高温多湿の状態では汗が残りやすく、装着物との摩擦が重なることがあります。
かゆみや赤みがないか確認する
蒸れを感じるときは頭皮に湿疹や傷がないか見ます。
汗をかいた後は適切にケアする
着脱可能なら頭皮とウィッグを清潔にし、湿った状態を長く続けないようにします。
通気性だけで問題が解決するとは限らない
固定具、素材、接着剤など別の刺激が関係する場合もあります。
炎症と脱毛が同時にある場合は分けて評価する
頭皮の皮膚炎とAGAなどの脱毛症は同じものではなく、症状によっては複数の要因を確認する必要があります。
赤み・かさぶた・痛みなどを確認する
明らかな皮膚症状がある場合は、単なる蒸れとして放置しないようにします。
抜け毛の部位や経過を見る
生え際・頭頂部の進行なのか、装着部周辺なのかなど、変化の場所を確認します。
自己判断で育毛剤などを重ねすぎない
炎症がある頭皮へ新しい製品を追加すると刺激になる場合があるため、まず皮膚状態を確認します。
【頭皮症状を我慢して装着を続けない】
蒸れだけをAGAの原因とは判断せず、赤み・かゆみなどの皮膚症状と進行する脱毛を分けて確認し、それぞれ必要な対応を選びます。
蒸れが気になる人のウィッグ使用方法
薄毛予防をうたう特別な方法ではなく、頭皮と製品を快適に保つ基本的な扱いを確認します。
製品に合った装着時間を守る
着脱方法や連続使用の可否はウィッグごとの説明を優先します。
頭皮とウィッグを十分に乾かす
洗浄後や汗をかいた後は、指定された方法で乾燥させます。
症状が続く場合は装着方法と皮膚の両方を相談する
販売元でフィッティングを確認し、皮膚症状が続く場合は皮膚科へ相談します。
参考資料:日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」