AGA治療でデュタステリドを使用するとき、先発医薬品のザガーロとデュタステリドのジェネリック(後発医薬品)の違いが気になる人は多いでしょう。国内承認されたAGA用の後発医薬品は、ザガーロと同じデュタステリドを有効成分としますが、商品名、製造販売業者、剤形や添加剤などが異なる場合があります。 また、AGA治療は自由診療のため、実際の薬剤費は医療機関ごとに確認する必要があります。
ザガーロとジェネリックは有効成分が共通する
ザガーロの一般名・成分名はデュタステリドです。AGA用の国内承認後発医薬品にもデュタステリドを有効成分とする製品があります。
【比較するときのポイント】
- ザガーロ:デュタステリドを含む先発医薬品
- ジェネリック:デュタステリドを含む後発医薬品
- 製品により製造販売業者や添加剤、外観などが異なる
- 費用は処方する医療機関によって異なる
AGA用製剤かどうかを確認する
デュタステリドにはAGAだけでなく前立腺肥大症に用いる製剤もあります。販売名に付く「ZA」と「AV」などで承認された用途が区別される製品があるため、単に成分名だけでなく処方された製品を確認することが重要です。
製品名や剤形が異なる場合がある
先発品のザガーロはカプセル剤です。一方、AGA用後発品には錠剤として承認された製品もあります。有効成分が同じでも、剤形や添加剤、包装などまで完全に同一とは限りません。
国内承認ジェネリックでは同等性を確認した製品がある
PMDAで公開されているAGA用デュタステリド後発品の添付文書には、標準製剤との生物学的同等性を確認した製品があります。 したがって、「ジェネリックというだけで有効成分が弱い」と考えるのは適切ではありません。
有効成分量は承認された規格で管理される
0.1mgや0.5mgなど、各製品は承認された規格に基づいて有効成分量が定められています。自己判断で錠数や服用量を変えることは避け、処方内容に従ってください。
添加剤などは異なることがある
後発医薬品は有効成分が同じでも、添加剤や製造方法、外観などに違いが生じる場合があります。特定の成分へのアレルギー歴がある場合などは、変更時に医師や薬剤師へ伝えましょう。
価格は医療機関ごとに確認する
AGA治療は一般に自由診療で、料金は医療機関ごとに異なります。2026年9月に公式料金を確認した例では、ザガーロは1か月あたり10,450~11,000円、デュタステリドのジェネリックは7,000~8,250円で案内している医療機関があります。 これは全国一律の価格ではなく、処方条件や時期によって変更される可能性があります。
実際の料金例で比較する
新宿AGAクリニックではザガーロ1か月11,000円、デュタステリド(ジェネリック)1か月8,250円と案内しています。AGAスキンクリニックではザガーロ30錠を2回目以降10,450円、ゴリラクリニックではデュタステリド1か月分を7,000円と案内しています。複数例を見ると後発品のほうが低価格に設定されるケースがありますが、すべての医療機関で同じ価格差になるとは限りません。
薬代だけでなく診察料や処方期間も見る
費用を比較するときは、薬の表示価格だけでなく、診察料、検査費、送料の有無、処方日数なども確認すると総額を把握しやすくなります。
価格だけで未承認品を選ばない
国内承認されたジェネリックと、個人輸入などで入手する国内未承認製品は同じものではありません。 安さだけで判断せず、承認状況や入手経路を確認してください。
先発品とジェネリックは希望を医師に相談できる
ザガーロと国内承認ジェネリックのどちらを使用するか迷う場合は、取り扱い製品、費用、剤形などを医療機関で確認すると比較しやすくなります。
治療途中で変更したい場合も相談する
費用や飲みやすさを理由に製品を変更したい場合は、自己判断で別製品へ切り替えず、処方医へ相談しましょう。変更後も用量や服用方法を確認します。
参照資料:PMDA「医療用医薬品 添付文書」、厚生労働省「医薬品等を海外から購入しようとされる方へ」、日本皮膚科学会ガイドライン2017年版