頭皮が乾燥しやすいと、保湿成分が入った育毛剤を選ぶべきか迷うことがあります。保湿は頭皮ケアの一つですが、保湿成分が配合されていることと、育毛効果が高いことは同じ意味ではありません。
この記事では、育毛剤の保湿成分の考え方と、乾燥しやすい頭皮で確認したいポイントを解説します。
育毛剤に保湿成分は必要?
すべての人に必須とは限りませんが、頭皮の乾燥が気になる場合は製品選びの確認項目になります。
保湿と育毛効果は同じではない
保湿成分は皮膚のうるおいを保つ目的などで配合されます。「保湿すること」と「毛髪を生やすこと」を同一視しないようにします。
乾燥しやすい人は使用感も確認する
頭皮がつっぱる、乾燥感が気になる人は、使用後のうるおい感や刺激感も製品選びの材料になります。
配合目的は製品ごとに異なる
成分名だけを見て効果を決めつけず、商品説明や成分表示、製品区分を確認してください。
育毛剤で見かける保湿成分は?
グリセリンなど、頭皮用製品で保湿目的に使われる成分がありますが、特定成分の配合だけで育毛効果の高さは判断できません。
グリセリンなどが使われることがある
化粧品や頭皮用製品では、グリセリンなどの保湿成分が配合されることがあります。実際の配合は各製品の表示で確認します。
植物エキスは名称だけで判断しない
植物由来のエキスなどが入った製品もありますが、「天然」「植物由来」という表示だけで刺激が起こらない、育毛効果が高いとはいえません。
有効成分とその他の成分を区別する
医薬部外品では有効成分とその他の成分が分けて表示されることがあります。保湿目的の成分と製品に認められた効能を分けて確認します。
乾燥しやすい頭皮で見直したいこと
乾燥が気になる場合は、育毛剤だけでなく洗髪やドライヤーなど日常の頭皮ケアも確認します。
強く洗いすぎない
強くこする洗髪は頭皮への刺激につながることがあります。爪を立てず、頭皮を傷つけないように洗います。
熱すぎるお湯や熱風を避ける
頭皮に負担を感じるほど熱いお湯や、近距離から長時間当てる高温のドライヤーは避けます。
育毛剤使用後の変化を見る
使用開始後に乾燥感、かゆみ、赤みなどが強くなった場合は、単なる乾燥と決めつけず使用を見直します。
乾燥が続く場合の注意点
ふけ、赤み、強いかゆみ、痛みなどが続く場合は、保湿成分入りの育毛剤へ替えるだけで対処せず、皮膚科などへの相談を検討してください。
乾燥に見えて別の頭皮トラブルの場合もある
頭皮のかゆみやふけは乾燥だけが原因とは限りません。症状だけで原因を自己診断しないことが大切です。
刺激が出た製品を無理に続けない
赤みやかぶれなどが出た場合は使用を中止し、製品表示の対応を確認します。症状が続く場合は医療機関へ相談してください。
薄毛の進行と乾燥を同一視しない
頭皮が乾燥していることだけでAGAとは診断できません。生え際や頭頂部の薄毛が進行している場合は、乾燥対策とは別に医療機関への相談を検討します。
参照資料:厚生労働省「医薬部外品の効能・効果」、消費者庁「特定商取引法・通信販売」、各製品の表示・使用説明書