AGA治療中でも、ウィッグやヘアファイバーなどで薄毛をカバーすることは選択肢になります。ただし、治療薬の使用を妨げたり、炎症のある頭皮へ刺激を加えたりしないよう注意が必要です。
薄毛隠しとAGA治療は役割を分ける
ウィッグやヘアファイバーは外見を補うための方法で、AGAの進行そのものを治療するものではありません。治療とカバーを別の目的として考えると、使い分けやすくなります。
薄毛を隠しながら治療する場合は、治療薬を正しく使えることを優先し、その上で頭皮や自毛に負担の少ないカバー方法を選びましょう。
外用薬を使う場合は塗布方法を優先する
ミノキシジル外用薬では、製品の定める量・回数を守り、整髪料は薬剤使用後に使うよう記載された添付文書があります。薄毛隠しを先に付けて薬剤が頭皮へ届きにくくなる使い方は避け、対象薬の説明書を優先します。
【医薬品の用法を優先する】
発毛剤などの医薬品を使用している場合、薄毛隠し用品の使いやすさよりも医薬品の添付文書や医師・薬剤師の指示を優先してください。
ウィッグや薄毛隠しで頭皮症状が出たら確認する
ミノキシジル外用薬には、傷や湿疹、炎症・発赤がある頭皮には使用しないよう記載された製品があります。カバー用品で赤みや痛みが出た場合は、そのまま隠して薬剤を重ねず、頭皮状態を確認します。
【併用するときの確認手順】
治療薬や頭皮用製品の用法を確認し、十分に使用できる状態を確保したうえで、カバー用品の固定・除去方法が頭皮へ強い刺激にならないか確認します。
治療効果はカバー用品の見た目と分けて評価する
カバー用品を使うと見た目はすぐ変化するため、それを治療効果と混同しないことが重要です。治療の評価は医薬品の使用期間や医師の指示に沿って行い、自己判断で量や回数を増やさないようにします。
薄毛の原因が分からない場合は診断を優先する
見た目を隠すことはできますが、脱毛の原因まで判断することはできません。急激な脱毛、斑状の脱毛、頭皮の赤み・痛み・強いかゆみなどがある場合は、AGAと自己判断せず皮膚科などの医療機関へ相談しましょう。
発毛剤で発疹・発赤・かゆみなどが出た場合は使用を中止し、医師または薬剤師へ相談します。整髪料についての使用順序を、すべてのカバー用品や接着剤の併用が認められているという意味に広げないでください。
参考資料:大正製薬「リアップX5 使用説明書」