頭皮の赤み、かゆみ、フケ、湿疹、できもの、脱毛などは皮膚と毛髪の問題なので、迷った場合はまず皮膚科が相談先になります。 症状によっては別の診療科と連携することもありますが、自己判断で原因を絞り込むより、皮膚科で頭皮と毛髪の状態を確認してもらうと整理しやすくなります。
頭皮トラブルは何科を受診する?
頭皮は皮膚の一部であり、炎症や脱毛などは皮膚科で扱われます。
赤み・かゆみ・フケは皮膚科へ相談できる
湿疹や感染症など、見た目が似ていても原因が異なる頭皮疾患があります。
美容院やヘッドスパは医療機関ではないため、診断が必要な症状は皮膚科で確認します。
脱毛も皮膚科で診断の対象になる
日本皮膚科学会は男性型・女性型脱毛症や円形脱毛症などの診療ガイドラインを公開しています。
【皮膚科で相談できる例】
- 円形・斑状の脱毛
- 生え際・頭頂部の薄毛
- 急に増えた抜け毛
- 炎症を伴う脱毛
- 原因が分からない脱毛
脱毛の形だけで自己診断しないことが大切です。
すぐ皮膚科へ行ったほうがよい症状は?
症状の強さや広がり方、脱毛の速さを見て受診を検討します。
急速に脱毛が広がる場合は早めに相談する
日本皮膚科学会は円形脱毛症について、急激に頭部全体へ脱毛が進む場合は早期の診察が重要としています。
【早めに受診したい変化】
- 急激な脱毛
- 脱毛斑が増える・広がる
- 強い痛み
- 膿・ただれ
- 強い腫れ
急速な変化を育毛剤やシャンプーだけで様子見し続けないようにします。
症状が繰り返す場合も相談する
一度落ち着いても何度も同じ場所が荒れる、脱毛を繰り返す場合は原因確認が必要です。
- 初めて出た時期
- 再発回数
- 悪化するきっかけ
- 使った薬・化粧品
- 脱毛範囲の変化
受診時に経過を説明できるよう整理しておきます。
AGAクリニックと皮膚科はどう使い分ける?
AGAが疑われる薄毛でも、頭皮に強い炎症や診断が不明な脱毛がある場合は皮膚科での評価が役立ちます。
頭皮疾患の可能性があるなら皮膚症状を優先する
赤み、湿疹、鱗屑、痛みなどがある場合は、脱毛以外の皮膚疾患も含めて確認します。
【皮膚科を優先しやすい状況】
- 強い頭皮症状
- 円形・斑状の脱毛
- 急な脱毛
- 診断が分からない
- 感染が疑われる症状
AGAという自己判断だけで原因を固定しないようにします。
治療内容と費用は受診先で確認する
脱毛症の種類や治療によって保険診療・自由診療の扱いが異なる場合があります。
- 診療対象
- 保険診療の有無
- 自由診療の内容
- 初診時に必要なもの
- 現在使用中の薬
具体的な費用や治療内容は各医療機関へ確認します。
皮膚科を受診するときに準備すること
症状の経過、使っている製品・薬、脱毛の変化を伝えられるようにします。
頭皮写真や使用製品の情報を持参する
症状が日によって変わる場合は、悪化時の写真が診察時の情報になります。
【持参・記録するとよい情報】
- 症状の写真
- 使用中のシャンプー・頭皮製品
- 服用・外用中の薬
- 発症時期
- アレルギー歴など
製品名が分からなければ容器や写真を用意します。
受診前に頭皮を強くこすらない
症状を消そうとしてスクラブや強い洗浄を行う必要はありません。
【受診前に避けたいこと】
- 強い掻破
- 無理な角質除去
- 新しい刺激性製品の追加
- 脱毛部を抜く・引っ張る
普段の状態や経過が伝わるようにして受診しましょう。