アロエエキスは、アロエ類の葉などから得られる植物由来エキスで、医薬部外品や化粧品の頭皮ケア製品に使われることがあります。 厚生労働省の医薬部外品原料規格2021にはアロエエキス(1)(2)(9)など複数の原料が収載されています。「アロエ配合」という言葉だけで原料や濃度、育毛効果まで判断しないことが大切です。
アロエエキスとは?
アロエ由来の抽出物ですが、公的な原料規格でも複数種類に分けられています。
アロエエキスには複数の規格がある
医薬部外品原料規格2021にはアロエエキス(1)(2)(9)のほか、アロエ液汁やアロエ葉末なども別項目として収載されています。
同じアロエ由来でも原料形態が異なります。
原料によって由来や抽出方法が異なる
例えばアロエエキス(9)はAloe veraの葉から特定の油性基剤などで抽出して得られる原料として規格化されています。
【アロエ由来原料を見る視点】
- 植物種
- 使用部位
- 抽出方法
- 原料規格上の名称
- 製品での表示名称
アロエエキスをすべて同じものとして扱わないようにします。
頭皮ケアで使われる理由は?
アロエ由来エキスは保湿などを意識した頭皮ケア製品で使われることがありますが、具体的な配合目的は製品ごとに確認します。
保湿は製品全体の処方で考える
頭皮用ローションではアロエエキス以外にも複数の保湿成分や基剤が配合される場合があります。
- アロエ由来成分
- 他の保湿成分
- エタノール等の基剤
- 香料
- 使用後の乾燥・刺激
アロエエキスの有無だけで保湿力を比較しません。
植物由来でも刺激ゼロとは限らない
天然由来の原料でも、製品全体として赤みやかゆみなどが起こらないとは限りません。
【使用中に注意する変化】
- 発疹
- 赤み
- かゆみ
- 刺激感
- 症状の悪化
異常があれば製品表示に従って対応します。
育毛剤ではどのように見る?
医薬部外品の育毛剤では、アロエエキスが有効成分なのかその他の成分なのかを確認します。
「アロエ配合」だけで育毛効果を判断しない
医薬部外品では製品として承認された効能・効果と有効成分を確認することが基本です。
- 有効成分
- 効能・効果
- アロエエキスの表示区分
- その他の成分
- 用法・用量
広告で目立つ植物エキスが製品の主要な有効成分とは限りません。
保湿と発毛は別の目的
頭皮の乾燥を防ぐことと、AGAなどに対して発毛を促す医薬品治療は同じではありません。
【目的の整理】
- 保湿:乾燥を防ぐ
- 頭皮ケア:健やかな状態を保つ
- 育毛剤:承認された育毛等の効能を確認
- 発毛剤:医薬品としての発毛等を確認
目的に合った製品区分を選びます。
アロエエキス配合製品の選び方
アロエのイメージだけでなく、正式な成分表示と製品全体の使用感を比較します。
乾燥が気になるなら他の成分も見る
保湿目的ならアロエ由来成分だけでなく、他の保湿成分やアルコール類の有無なども確認します。
【選ぶ手順】
- 製品の目的を確認
- 正式な成分名を確認
- 保湿成分を確認
- 刺激になり得る成分を確認
- 使用後の頭皮状態を見る
一成分だけで「乾燥肌向け」と断定しないようにします。
薄毛が進む場合は原因確認も必要
頭皮を保湿しても薄毛が進行する場合は、AGAなど別の原因が関わっている可能性があります。
【相談を考える目安】
- 生え際・頭頂部が徐々に薄くなる
- 細い毛が増える
- 急な脱毛
- 頭皮症状を伴う
- 原因が分からない
必要に応じて皮膚科等で相談しましょう。