頭皮にかさぶたができる原因は?傷・湿疹・脂漏性皮膚炎などを解説

頭皮にかさぶたができる原因は?傷・湿疹・脂漏性皮膚炎などを解説

頭皮のかさぶたは、掻き傷などから出た血液や浸出液が乾いたものだけでなく、湿疹や感染などの皮膚トラブルに伴ってみられることがあります。 脂漏性皮膚炎では頭部など皮脂の多い部位に鱗屑を伴う紅斑がみられますが、かさぶただけで病名を決めることはできません。色・広がり・かゆみ・痛み・汁の有無を確認しましょう。

頭皮にかさぶたができる主な原因

まず、掻いた・ぶつけたなどの傷があるか、湿疹のような皮膚症状が先にあったかを振り返ります。

掻き傷や外傷からかさぶたになることがある

頭皮を爪で掻くなどして皮膚が傷つくと、出血や浸出液を伴い、その後に痂皮が形成されることがあります。

 
頭皮のかさぶたは一つの病名ではありません。傷、湿疹、感染など原因を分けて考えます。

繰り返し同じ場所を掻くと治癒を妨げるため、無理に触らないことが大切です。

湿疹ではジクジクした皮膚になることがある

日本皮膚科学会は湿疹について、紅斑・丘疹・小水疱などが混ざり、ジクジクした状態になることがあると説明しています。

湿疹を疑う手がかり
  • かゆみ・ヒリつき
  • 赤み
  • ぶつぶつ・小水疱
  • ジクジクした部分
  • 繰り返す皮疹

シャンプーや染毛剤などとの接触が原因になる場合もあるため、使用製品も確認します。

脂漏性皮膚炎でもかさぶたはできる?

脂漏性皮膚炎は頭部など皮脂分泌の多い部位に生じ、紅斑や鱗屑などがみられる皮膚炎です。

黄色っぽい痂皮や鱗屑がみられる場合がある

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、脂漏性皮膚炎の例として黄色の痂皮を伴う落屑性紅斑や、成人の紅斑・鱗屑が示されています。

【見た目だけで断定しない】

  • 黄色っぽい付着物
  • 赤み
  • 鱗屑・フケ
  • かゆみ
  • 皮脂の多い部位

似た見た目の皮膚疾患もあるため、画像だけで自己診断しないようにします。

脂っぽいフケを無理に剥がさない

頭皮に付着した鱗屑や痂皮を爪で削ると、皮膚を傷つけて出血する可能性があります。

【避けたい行為】

  • 爪で削る
  • 硬いブラシでこする
  • スクラブを重ねる
  • 刺激の強い薬剤を自己判断で塗る

繰り返す場合は原因に合った治療が必要か確認します。

感染が原因のかさぶたもある?

細菌などによる皮膚感染でも、膿やびらん、痂皮を伴うことがあります。

膿・強い痛み・広がる赤みに注意する

感染を伴う皮膚病変では、膿や浸出液などがみられることがあります。

【早めに相談したい変化】

  • 膿が出る
  • 赤みが広がる
  • 強く痛む
  • 腫れが強い
  • 発熱など全身症状

感染が疑われる病変を掻いたり触ったりして広げないようにします。

市販薬を重ねて悪化する場合もある

外用薬そのものや添加物で接触皮膚炎が起こることがあり、湿疹や傷に使用した際に悪化として現れる場合があります。

受診時に伝えるもの
  • 使った市販薬
  • シャンプー・整髪料
  • 染毛剤
  • 発症時期
  • 症状の写真

治らないからと複数の薬を自己判断で重ねないようにします。

頭皮のかさぶたで皮膚科を受診する目安

かさぶたを繰り返す、範囲が広がる、膿・強い痛み・脱毛などを伴う場合は皮膚科への相談を検討します。

治りにくいかさぶたは原因を確認する

原因物質への接触が続く接触皮膚炎などでは、皮膚症状が慢性化することがあります。

【受診を検討したい状態】

  • 何度も再発
  • 広範囲に増える
  • ジクジク・膿
  • 強い痛み・かゆみ
  • 脱毛を伴う

見た目だけで脂漏性皮膚炎などと決めつけず診察を受けます。

受診までかさぶたを保護する

強く洗ったり剥がしたりせず、普段使っている製品と症状の変化を記録します。

【受診までの対応】

  • 剥がさない
  • 掻かない
  • 刺激性ケアを追加しない
  • 写真を残す
  • 使用製品を記録する

出血や浸出液が続く場合は早めに医療機関へ相談しましょう。

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