ドラッグストアで薄毛隠し用品を選ぶときは、棚に並ぶ「増毛」「ボリューム」「白髪隠し」の文字だけで決めず、何をどこへ付ける商品かを確かめます。髪の透けを補う粉体、地肌などを着色するカバー用品、仕上がりを固定するスプレーは、同じ役割ではありません。店頭で外箱を読む順番を決めておくと、買い違いを減らせます。
最初にカバー用品か固定用品かを見分ける
似た容器でも、粉体の仕上がりを保つための固定剤だけが入っている場合があります。「別売りのパウダーと併用」などの表示がないか、使用方法まで読みます。
使用する場所と道具を見る
髪へ振りかけるタイプ、パフで付けるタイプ、噴射するタイプでは、後頭部を自分で扱うときの手間が違います。普段使う鏡で目的の場所へ届くか、キャップや容器を片手で扱えるかも選ぶ条件になります。
白髪の着色と地肌の透けのカバーを分ける
白髪を一時的に着色する商品でも、地肌への使用を想定していないものがあります。反対に、地肌の透けを補う製品でも、自毛がほとんどない広い範囲には適さない場合があります。隠したい場所と使用部位の表示が合うものを選びます。
色は名前より自毛との明るさの差を見る
同じ「ブラウン」でもメーカーが違えば色は一致しません。商品ごとの色見本があれば、使用する部分の自毛に近い明るさと色味を選びます。
毛先だけを基準にしない
カラーした髪では、根元と毛先の色が違うことがあります。分け目へ使うならその周辺、生え際へ使うなら前髪の根元周辺を基準にします。黒く濃いほど隠れると考えると、付けた場所だけ目立つ原因になります。
店内の照明だけで決めきれないとき
現物の試用ができない店では、外箱を開けて試さず、少量品の有無を店員に尋ねます。スマートフォンの髪色写真は画面の明るさでも変わるので参考にとどめ、初回から大容量や複数本を買い込まない方法もあります。
成分と使用感は外箱から分かる範囲を整理する
成分名を見れば自分に合うか完全に予測できるわけではありません。過去に製品でかぶれた経験があれば、商品名や分かっている原因成分を伝えて選びます。
| 表示する場所 | 店頭で読む内容 |
|---|---|
| 使用方法 | 乾いた髪に使うか、固定剤が必要か |
| 使用上の注意 | 頭皮に傷や湿疹がある場合の扱い、目や吸い込みへの注意 |
| 成分欄 | 過去に問題があった成分が含まれていないか |
| 洗浄方法 | 普段のシャンプーで落とすか、指定用品が必要か |
| 付属品 | パフやブラシが付くか、別売りか |
「植物由来」「無香料」などの表示だけで、かぶれないと判断しないでください。発毛剤などの医薬品も使っている場合は、薬の名称を伝えて薬剤師に組合せを確認します。
購入後の最初の使用までを想定して選ぶ
初めての製品は、大切な予定の直前ではなく、落とすまでの時間を取れる日に使うと扱い方を把握しやすくなります。店頭での試用ができても、頭皮への適合を保証するものではありません。
本体以外に必要なものをそろえる
固定剤、合わせ鏡、衣服を保護するタオルなど、説明に沿って必要なものだけを用意します。固定剤は、同じ売り場にある別商品のものを自己判断で代用しません。
異常があれば重ねて隠さない
使用後に赤みやかゆみが出たら、上から別のカバー用品を重ねず使用を中止します。説明どおりに落としても症状が続く、腫れる、広がる場合は皮膚科へ相談し、商品名と成分表示を持参してください。
参考資料:ルアン「スーパーミリオンヘアー」「SMHヘアファンデーション」;日本皮膚科学会「皮膚科Q&A かぶれ」