AGA治療薬の使用中に体調変化があると、「薬をやめるべきか」「次の診察まで待ってよいか」と迷うことがあります。副作用が疑われる症状への対応は薬剤や症状によって異なるため、自己判断で我慢したり、逆に別の薬へ切り替えたりせず、添付文書を確認して医師・薬剤師へ相談することが基本です。強い症状や重大な副作用が疑われる場合は、通常の再診日を待たずに医療機関へ相談しましょう。
AGA治療薬で副作用が疑われたらどうする?
まず使用している薬と症状を整理し、薬ごとの注意事項に沿って対応します。
使用中の薬を確認する
フィナステリド、デュタステリド、外用ミノキシジルでは副作用や使用上の注意が異なります。
- 薬の名称
- 用量・使用量
- 使用開始日
症状が出た時期を記録する
いつから、どのような症状が出たのかを記録しておくと相談時に伝えやすくなります。
- 症状が始まった日
- 症状の程度
- ほかの薬の変更
気になる症状は医師・薬剤師へ相談する
PMDAの患者向医薬品情報でも、薬の使用中に気になる症状が現れた場合は医師・薬剤師等への相談が案内されています。
副作用かどうかを自分だけで確定せず、使用薬と症状を伝えて相談しましょう。
別のAGA治療薬を自己判断で追加しない
副作用が気になるからといって、現在の薬を自己流で変更して別の治療薬を重ねるのは避けます。
中止・減量・変更が必要かは、症状と薬剤を確認したうえで医師へ相談してください。
| 画像・名称 | 特徴 | 公式 |
|---|---|---|
| スキャビジョン薄毛検査を導入し、初診からオンライン診療にも対応する。 | 公式 |
フィナステリド・デュタステリドで確認したい症状
5α還元酵素阻害薬では性機能に関する副作用のほか、肝機能障害などにも注意が必要です。
性機能に関する変化
添付文書には性欲減退、勃起機能不全、射精障害などが副作用として記載されています。
- 性欲の変化
- 勃起機能の変化
- 射精に関する変化
肝機能障害が疑われる症状
フィナステリドの患者向医薬品ガイドでは、肝機能障害の自覚症状として疲れやすさ、だるさ、吐き気、食欲不振などが案内されています。
強いだるさや吐き気、食欲不振など気になる症状がある場合は、医師・薬剤師へ相談してください。
デュタステリドでも肝機能障害に注意する
デュタステリドでも肝機能障害が重大な副作用として記載されています。既往歴や体調変化は処方医へ伝えます。
- <li>既往歴
- 併用薬
- 体調変化
症状の強さを自己判断だけで軽視しない
副作用の現れ方には個人差があります。「よくある症状だから」と決めつけず、続く場合や不安が強い場合は相談します。
薬剤名・症状・発症時期を整理して伝えると、診察時の判断材料になります。
外用ミノキシジルで注意したい症状
外用ミノキシジルは内服薬とは異なる副作用・相談基準があります。使用製品の添付文書を確認します。
頭皮の発疹・発赤やかゆみ
外用剤では、塗布部位の発疹・発赤、かゆみ、かぶれなどが副作用として記載される製品があります。
- 発疹・発赤
- かゆみ
- かぶれ
頭痛やめまいなどにも注意する
製品の添付文書には、頭痛、気が遠くなる、めまいなどが相談対象として記載されることがあります。
- 頭痛
- めまい
- 気が遠くなる感覚
胸の痛みや心拍に関する変化
胸の痛み、心拍が速くなるなどが記載される製品もあります。症状がある場合は添付文書に従って対応します。
強い症状がある場合は、使用を続けて様子を見ることを優先せず、速やかに医療機関へ相談してください。
内服ミノキシジルと同じ扱いにしない
国内承認の外用ミノキシジルと、薄毛目的の内服ミノキシジルは同じ位置づけではありません。
副作用の説明も外用と内服を混同せず、実際に使用している薬の情報を確認します。
中止・受診を相談する目安
症状が出たときは「何日待つか」を一律に決めず、重症度と添付文書の指示を優先します。
強い症状は通常の再診日を待たない
強い体調不良や重大な副作用が疑われる症状では、次回予約まで待たず医療機関へ連絡します。
- 症状が強い
- 急に悪化した
- 日常生活に支障がある
軽くても続く症状は相談する
軽い症状でも長く続く、繰り返す、悪化する場合は医師や薬剤師へ相談します。
- 持続している
- 繰り返す
- 悪化している
相談時は使用薬を正確に伝える
AGA治療薬以外の処方薬、市販薬、サプリメントも含めて伝えます。
- AGA治療薬
- 他の処方薬
- 市販薬・サプリメント
自己判断で再開・変更しない
中止後に症状が落ち着いたとしても、自分だけの判断で同じ薬を再開したり別薬へ変更したりしないようにします。
副作用が疑われたときは「我慢して継続」か「自己判断で変更」の二択にせず、専門家へ相談しましょう。
参照資料:PMDA「フィナステリド錠・ザガーロカプセル添付文書」、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」


