頭皮の皮脂や汚れを落とそうとして、爪を立てたり強い力でゴシゴシこすったりする必要はありません。シャンプーでは指の腹を頭皮に当て、頭皮全体へ泡を行き渡らせながらやさしく洗うのが基本です。 強い摩擦を加えれば洗浄力が高まるわけではなく、頭皮を傷つける原因になることがあります。
頭皮は爪ではなく指の腹で洗う
シャンプーするときは、両手の指の腹を頭皮へ当てて洗います。爪先で頭皮を引っかくのではなく、指を小刻みに動かしながら頭皮全体を洗うことを意識しましょう。
爪を立てると頭皮を傷つける可能性がある
爪先は指の腹より硬く、強くこすると頭皮に細かな傷をつける可能性があります。かゆみがある場合でも、爪を立ててかきながら洗うことは避けましょう。
指の腹を頭皮へ届かせる
髪の表面だけをこするのではなく、髪をかき分けて指の腹を頭皮へ届かせます。生え際、側頭部、頭頂部、後頭部などを順番に洗うと、洗い残しを減らしやすくなります。
【頭皮を洗うときの基本】
- シャンプー前に十分に予洗いする
- シャンプーを泡立てて頭皮全体へ広げる
- 爪を立てず指の腹で洗う
- 最後は頭皮まで十分にすすぐ
強くゴシゴシ洗っても洗浄力が比例して高まるわけではない
シャンプーでは界面活性剤が皮脂などの汚れを水になじませ、すすぎで洗い流しやすくします。そのため、頭皮が痛くなるほど強くこすらなくても、適切な量のシャンプーを泡立てて頭皮全体へ行き渡らせれば洗浄できます。
皮脂が気になっても力を入れすぎない
頭皮がべたつくと強く洗いたくなりますが、まずは予洗い、シャンプーの量、洗浄成分が自分の皮脂量に合っているかを確認しましょう。力の強さだけで汚れ落ちを調整するのは適切ではありません。
髪同士も強くこすり合わせない
濡れた髪をゴシゴシこすり合わせると、摩擦や絡まりにつながります。特にロングヘアやダメージ毛では、泡をなじませながらやさしく洗いましょう。
かゆみがあっても爪でかきながら洗わない
頭皮がかゆいと、シャンプー中に爪を立ててかきたくなることがあります。しかし、強いかゆみがある頭皮を爪で繰り返し傷つけると、炎症や傷を悪化させる可能性があります。
シャンプーが合っているか確認する
特定の製品を使い始めてから赤みやかゆみが出た場合は、使用を中止して状態を確認しましょう。洗浄力が自分の頭皮に合わず乾燥している場合や、配合成分が刺激になっている場合なども考えられます。
フケや炎症が続く場合は皮膚科へ相談する
強いかゆみ、赤み、湿疹、フケなどが続く場合は、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患が関係することもあります。洗い方だけで自己判断せず、必要に応じて皮膚科へ相談してください。
やさしく洗うことと育毛効果は混同しない
爪を立てずに頭皮を洗うことは、日常の頭皮ケアとして大切です。一方、頭皮をやさしく洗えばAGAが改善する、強く洗うとAGAになるという単純な関係ではありません。
AGAは洗い方だけで起こる脱毛症ではない
AGAではDHTなどが毛包へ作用し、毛周期が変化することが進行に関係します。シャンプー時の力加減だけでAGAの発症や進行を説明することはできません。
抜け毛が多い場合は原因を確認する
洗髪中に抜け毛が見えると「洗い方が悪い」と感じることがありますが、抜け毛の原因はさまざまです。急な脱毛や進行する薄毛が気になる場合は、シャンプー方法だけで判断せず医療機関への相談も検討しましょう。
シャンプーでは爪を立てず、指の腹を使って頭皮全体を洗いましょう。強い力でゴシゴシこするのではなく、予洗いと泡立て、丁寧な洗浄、十分なすすぎを組み合わせることが基本です。