この点を確認するときは、「抜け毛対策」と書かれた商品名だけでなく、洗浄力が頭皮に合っているか、刺激や乾燥がないか、現在の頭皮に炎症がないかを確認することが大切です。
シャンプーは抜け毛の原因を診断する製品ではありません。抜け毛が増えた理由によっては、シャンプーの変更より医療機関での確認が必要です。
抜け毛が気になるときのシャンプー選び
最初に確認したいのは、洗ったあとに頭皮が快適な状態を保てているかです。
洗浄力が強すぎないか確認する
皮脂を落とすことだけを重視して洗浄力の強さを求めると、頭皮によっては乾燥やつっぱりが気になることがあります。
洗浄力が弱ければよいとも限らない
整髪料や皮脂などを十分に落とせないと不快感につながることがあります。自分の皮脂量、整髪料の使用状況、洗髪後の状態を見ながら選びます。
【洗浄力の考え方】
「強いほど良い」「弱いほど低刺激」と単純化せず、必要な汚れを落としながら頭皮に負担を感じにくいバランスを見ます。
刺激・乾燥がないか確認する
洗髪中の刺激だけでなく、洗髪後のかゆみ、赤み、つっぱりなども製品が合っているかを見る手掛かりです。
清涼感と低刺激は同じではない
メントールなどによる清涼感は使用感の特徴であり、刺激が少ないことを意味するものではありません。
敏感な頭皮では成分表示も確認する
香料やエタノールなど特定の成分で刺激を感じた経験がある場合は、成分表示を確認します。ただし、特定成分を含まないだけで全員に無刺激になるわけではありません。
抜け毛の量だけでシャンプーの良し悪しを決めない
洗髪時に髪が抜けたからといって、そのシャンプーが抜け毛の原因だと直ちに判断することはできません。
抜け毛には毛周期が関係する
毛髪は成長と脱落を繰り返します。洗髪時には、すでに脱落する時期にあった毛髪がまとまって目に入ることもあります。
急な増加や脱毛の形も確認する
本数だけを自己判断の基準にするのではなく、急激な変化、脱毛部位、頭皮症状なども確認します。
【受診を考えたい変化】
急に抜け毛が増えた、円形・まだらに抜ける、頭皮に強い赤み・痛み・湿疹があるなどの場合は、シャンプーを替えるだけで対処せず皮膚科などへ相談してください。
シャンプーと薄毛治療を分けて考える
頭皮に合うシャンプーを使うことは日常ケアですが、AGAなどの治療そのものではありません。
「育毛」「スカルプ」の名称だけで判断しない
商品名や広告表現ではなく、化粧品・医薬部外品などの製品区分と表示された効能を確認します。
【選ぶときの順番】
- 頭皮の乾燥・皮脂・炎症を確認する
- 洗浄後の状態を見る
- 刺激を感じる成分がないか確認する
- 製品区分と効能を確認する
- 進行する薄毛は別途原因を確認する