シャンプーをつける前に、髪と頭皮をお湯でしっかり濡らす「予洗い」は、洗髪をスムーズにするための大切な工程です。予洗いには髪や頭皮についた汚れをある程度洗い流し、シャンプーを泡立ちやすくして頭皮全体へ広げやすくするメリットがあります。 ただし、お湯だけですべての皮脂汚れを落とせるわけではないため、予洗いとシャンプーの役割を分けて考えましょう。
予洗いはシャンプー前に髪と頭皮をお湯で濡らす工程
予洗いとは、シャンプー剤をつける前にお湯で髪と頭皮をすすぐことです。単に毛先を濡らすのではなく、髪をかき分けながら頭皮までお湯を行き渡らせることがポイントです。
髪だけでなく頭皮までしっかり濡らす
髪の量が多い場合や長い場合は、表面だけにお湯をかけても頭皮まで十分に濡れないことがあります。指で髪を分けながら、生え際、耳の周辺、後頭部などにもお湯を行き渡らせましょう。
ほこりなどの汚れを洗い流せる
予洗いによって、水で流れやすいほこりや汚れなどをあらかじめ落とすことができます。一方、皮脂や脂肪酸などの油性汚れはお湯だけでは落としにくいため、シャンプーの洗浄成分が必要になります。
【予洗いの主な役割】
- 髪と頭皮を十分に濡らす
- 流れやすい汚れをあらかじめ落とす
- シャンプーを泡立ちやすくする
- 泡を頭皮と髪全体へ広げやすくする
予洗いするとシャンプーが泡立ちやすくなる
シャンプーは髪と頭皮に水分が十分あることで泡立ちやすくなります。なめらかな泡を髪と頭皮へ広げることで、髪同士の強い摩擦を避けながら洗いやすくなります。
泡が頭皮全体へ届きやすくなる
髪が十分に濡れていれば、シャンプーをなじませたときに泡が広がりやすくなります。髪の表面だけを洗うのではなく、指の腹を使って頭皮全体へシャンプーを行き渡らせましょう。
シャンプーをむやみに増やす前に予洗いを確認する
泡立ちが悪いからといって、最初からシャンプーを大量に使う必要があるとは限りません。髪と頭皮が十分に濡れているか、整髪料や皮脂汚れが多くないかも確認しましょう。
予洗いだけでは油性の皮脂汚れを落としきれない
予洗いにはメリットがありますが、「お湯でほとんどの汚れが落ちるからシャンプーは不要」と一律に考えるのは適切ではありません。頭皮に広がる皮脂や脂肪酸などの油性汚れは水やお湯だけでは洗い流しにくく、シャンプーの界面活性剤には油性汚れを水になじませて落としやすくする役割があります。
皮脂や整髪料はシャンプーで洗浄する
皮脂が多い場合やワックスなどの整髪料を使用している場合は、予洗いだけで十分とは限りません。自分の汚れ方に合ったシャンプーを使用し、頭皮と毛髪を洗浄しましょう。
洗髪後のすすぎも重要
予洗いを丁寧にしても、シャンプー後のすすぎが不十分では洗浄成分などが残る可能性があります。生え際、耳の後ろ、襟足なども含め、頭皮までお湯を届かせて十分にすすぎましょう。
予洗いは頭皮をこすらず丁寧に行う
予洗いで汚れを落とそうとして、爪を立てたり頭皮を強くこすったりする必要はありません。髪と頭皮を傷つけないよう、指の腹を使いながらお湯を十分に行き渡らせることを意識しましょう。
熱すぎるお湯を使う必要はない
熱いお湯ほど汚れがよく落ちて頭皮によいとは限りません。高温のお湯は乾燥や刺激につながる場合があるため、心地よく洗える温度で丁寧に流しましょう。
予洗いと育毛効果を直接結びつけない
予洗いは洗髪を行いやすくするヘアケア方法ですが、それ自体がAGAを治療したり発毛させたりする方法ではありません。薄毛が進行している場合は、洗髪方法だけで原因を判断しないことが重要です。
シャンプー前の予洗いは、髪と頭皮を十分に濡らし、流れやすい汚れを落としてシャンプーを広げやすくする工程です。強くこするのではなく、頭皮までお湯を行き渡らせてから洗髪しましょう。