後頭部に「ニキビ」のような赤いできものができても、見た目だけで尋常性痤瘡と断定はできません。毛包を中心とした炎症、摩擦や蒸れによる刺激など、複数の可能性があります。痛みや膿を伴う場合は無理につぶさず、悪化・反復するなら皮膚科で確認しましょう。
後頭部のニキビのようなできものは原因を分けて考える
まず、できものの形や症状、繰り返し方を確認します。
毛穴に一致した赤いできものは毛包の炎症も考える
頭皮では毛包を中心に丘疹や膿疱が生じることがあり、すべてを顔のニキビと同じものとして扱わないことが大切です。
痛みや膿があるか確認する
押すと痛い、膿が見える、周囲が赤く腫れている場合は、刺激を加えず経過を見ます。
繰り返す・広がる場合は自己判断を避ける
同じ場所に何度もできる場合や数が増える場合は、皮膚科で診断を受けると原因に合った対応につながります。
後頭部では摩擦や蒸れとの関係も確認する
後頭部は寝具や帽子などが触れやすいため、日常の刺激も振り返ります。
枕や寝具との摩擦を確認する
同じ場所に刺激が加わっているなら、寝具の汚れだけでなく、こすれや圧迫が強くないかも確認します。
帽子やヘルメットの蒸れを見直す
汗をかいた状態で長時間密閉される場合は、使用後に頭皮を清潔に保ち、装具も適切に手入れします。
汗をかいた後に強くこすらない
汗や皮脂が気になっても、爪や硬いブラシで頭皮をこすることは避けます。
【日常で確認したいこと】
- 枕や帽子が同じ場所に当たっていないか
- 汗をかいたまま長時間過ごしていないか
- 整髪料が後頭部まで付着していないか
- 強く洗いすぎていないか
一つの原因に決めつけず、刺激が重なっていないか整理します。
皮脂が気になっても洗いすぎない
皮脂を完全に取り除くことを目標にすると、頭皮への刺激を増やす場合があります。
通常の洗髪を基本にする
シャンプーを適量使い、指の腹で洗って十分にすすぎます。
スクラブやクレンジングを重ねすぎない
できものがある部分へ強い洗浄を追加しても、原因に合った治療になるとは限りません。
整髪料は洗い残しを減らす
ワックスなどを使用した日は、髪と頭皮に残り続けないよう通常の洗髪で落とします。
後頭部のできもので皮膚科を考えたい場合
セルフケアだけで長く様子を見ないほうがよいケースもあります。
腫れや痛みが強くなる場合
炎症が強くなっている場合は、自分でつぶしたり針を刺したりせず受診します。
膿が増える・範囲が広がる場合
感染を伴う皮膚疾患なども鑑別が必要になるため、皮膚科へ相談します。
脱毛や強い鱗屑を伴う場合
頭部白癬など、脱毛や膿疱を伴う疾患もあるため、できものだけを見てニキビと判断しません。