生え際に赤いぶつぶつができたときは、ニキビだけでなく、整髪料やヘアケア製品による刺激・接触皮膚炎、毛包周囲の炎症なども考えます。生え際はシャンプーや洗顔料、ワックスなど複数の製品が触れやすい場所です。原因を決めつけず、使用品と症状の関係を確認しましょう。
生え際のできものはニキビだけとは限らない
見た目が似ていても、原因によって対応は異なります。
面皰や赤い丘疹がある場合
尋常性痤瘡は毛包・脂腺系を反応の場とし、面皰、紅色丘疹、膿疱などがみられる慢性炎症性疾患です。
かゆみや広い赤みがある場合
ヘアダイ、シャンプー、育毛剤などは被髪頭部の接触皮膚炎で原因として検討されるものに含まれます。
膿を伴う毛穴の炎症にも注意する
毛包に一致した膿疱などがある場合は、自己判断でニキビ薬を塗り続けず皮膚科へ相談します。
整髪料やヘアケア製品の付着を確認する
生え際へ触れる製品が多いほど、どれが刺激になったか分かりにくくなります。
ワックスやスプレーを頭皮へ付けすぎない
整髪料は髪へ使い、生え際の皮膚へ大量に付着させないようにします。
新しい製品を使った時期を確認する
症状が出る前にシャンプー、カラー剤、育毛剤などを変えていないか振り返ります。
症状があるときに製品を追加しすぎない
できものを治そうとして複数の化粧品を追加すると、刺激が増えたり原因を追いにくくなったりします。
- シャンプー・トリートメント
- ヘアカラー剤
- 育毛剤・頭皮用化粧品
- ワックス・スプレー
症状と製品変更の時期を記録すると、受診時にも説明しやすくなります。
洗い残しを減らしながら洗いすぎも避ける
生え際はすすぎ残しがないよう意識しますが、強い摩擦は必要ありません。
シャンプーを十分にすすぐ
髪の内側や耳周りとともに、生え際にも泡が残らないよう流します。
洗顔料も髪際に残さない
額を洗った後は、髪の生え際まで丁寧にすすぎます。
できものをスクラブでこすらない
角栓を取ろうとして物理的な刺激を加えると、炎症部位を傷つける可能性があります。
生え際のできものが治らないときは皮膚科へ
長引く皮疹は自己流のケアだけで対応し続けないようにします。
赤みやかゆみが広がる場合
接触皮膚炎などの可能性もあるため、使用製品を整理して相談します。
痛み・膿・腫れが強い場合
炎症が強いできものは、つぶさず皮膚科で状態を確認します。
繰り返して痕が残る場合
痤瘡などでは炎症後に瘢痕を生じることもあるため、反復する場合は適切な診断と治療を検討します。