頭皮ニキビと毛嚢炎(毛包炎)は、赤いぶつぶつや膿疱など見た目が似ることがありますが、同じ病気ではありません。面皰の有無などは判断材料になりますが、自分で完全に見分けるのが難しいこともあります。治りにくい皮疹は皮膚科で診断を受けましょう。
頭皮ニキビと毛嚢炎は同じ病気ではない
一般に「頭皮ニキビ」と呼ばれる皮疹には、尋常性痤瘡以外が含まれていることがあります。毛嚢炎(毛包炎)も毛包に炎症が起こる疾患で、見た目が似ることがあります。
ニキビでは面皰が重要な所見になる
尋常性痤瘡では面皰、紅色丘疹、膿疱などがみられます。
毛包炎では毛包を中心に炎症が起こる
毛包に一致して赤い丘疹や膿疱などが生じ、感染など複数の要因が関係します。
見た目だけで完全に区別できないこともある
自分で鏡を見ただけでは鑑別が難しいため、治りにくい場合は皮膚科で確認します。
見分けるときは皮疹の形と経過を確認する
一つの特徴だけで病名を決めず、症状全体を見ます。
白い・黒い面皰があるかを見る
面皰は痤瘡を考える手掛かりになりますが、自己診断だけで治療を決める必要はありません。
毛穴ごとの膿疱が目立つかを見る
毛包に一致した膿疱が多数ある場合などは毛包炎を含めて診察で評価されます。
かゆみ・痛み・広がり方も伝える
受診時にはいつから、どこに、どのような症状があるかを伝えます。
【自己判断だけで見分けない】
面皰や膿疱などは手掛かりになりますが、頭皮は観察しにくく、別の疾患もあります。反復・悪化する場合は診察を受けます。
頭皮ニキビや毛嚢炎を自分で潰さない
どちらであっても、炎症部位を針や爪で処置するのは避けます。
膿を無理に押し出さない
皮膚を傷つけ、炎症を悪化させる可能性があります。
強いスクラブを使わない
毛穴の詰まりを取ろうとして炎症部位をこする必要はありません。
清潔を保ちながら刺激を減らす
通常の洗髪と十分なすすぎを行い、刺激の強い追加ケアは控えます。
治らない頭皮の皮疹は皮膚科で診断を受ける
痤瘡と毛包炎では治療方針が同じとは限りません。
数が増える場合は相談する
炎症性皮疹が拡大している場合は早めに診察を受けます。
痛み・膿・腫れが強い場合は受診する
強い炎症を自宅でつぶして対処しないようにします。
脱毛を伴う場合は別疾患も確認する
感染症など、脱毛を伴う頭皮疾患も鑑別が必要です。