フケが気になるときは、「乾燥フケ」「脂性フケ」という見た目の分類だけで自己診断せず、頭皮の乾燥、皮脂、赤み、かゆみなどを合わせてシャンプーを選びましょう。 細かく乾いたフケでは洗いすぎや乾燥を見直す余地があります。一方、べたつきや赤みを伴うフケでは脂漏性皮膚炎などの可能性もあるため、強い洗浄だけで対応しないことが重要です。
乾燥フケと脂性フケはどう違う?
一般には乾いて細かなフケと、皮脂を伴ってまとまりやすいフケに分けて説明されますが、見た目だけで病名や原因を確定することはできません。
乾燥して細かなフケは洗い方も見直す
頭皮が乾燥し、細かな落屑が目立つ場合は、強い洗浄、頻回な洗髪、熱い湯などが負担になっていないか確認します。
保湿を意識したシャンプーへ替えるだけで改善しない場合もあります。
脂っぽいフケは炎症の有無を見る
皮脂が多い頭皮で、フケに加えて赤みなどが続く場合は脂漏性皮膚炎なども考えられます。
【見分ける材料】
- フケの乾燥・べたつき
- 頭皮の赤み
- かゆみ
- 皮脂量
- 症状が続く期間
見た目だけで「乾燥フケ」「脂性フケ」と断定しないようにします。
乾燥フケが気になる人のシャンプー選び
頭皮がつっぱる場合は、脱脂力が強すぎないか、洗いすぎていないかを優先して確認します。
低刺激性と洗浄後の状態を確認する
頻回な誤った洗浄は皮表脂質などを失い、乾燥を増悪する可能性があります。
- 洗浄後のつっぱり
- ヒリつき
- 細かなフケ
- 洗髪頻度
- 湯温
- 香料等への反応
「乾燥肌用」の名称だけでなく、実際の使用後の状態で判断します。
保湿成分だけで選ばない
シャンプーは洗い流す製品なので、保湿成分の有無だけで頭皮の乾燥対策を完結させることはできません。
【乾燥対策の見直し】
- 強くこすらない
- 熱い湯を避ける
- 洗浄回数を見直す
- 刺激を感じる製品を避ける
- 症状が続けば受診
必要に応じて洗髪後の頭皮ケアも製品表示に沿って検討します。
脂性フケが気になる人のシャンプー選び
べたつきがある場合も、皮脂を完全に取り去ることではなく、適切な洗浄と頭皮症状の確認が重要です。
薬用シャンプーの効能を確認する
厚生労働省の薬用シャンプーの承認審査では、「ふけ・かゆみを防ぐ」「毛髪・頭皮を清浄にする」などが効能の範囲として示されています。
【薬用シャンプーで見る項目】
- 医薬部外品か
- 有効成分
- 効能・効果
- 用法
- 注意事項
「薬用=どんなフケも治療できる」という意味ではありません。
赤み・鱗屑が続くなら脂漏性皮膚炎も確認する
日本皮膚科学会のガイドラインでは、脂漏性皮膚炎は頭皮などに紅斑と鱗屑が出る疾患と説明されています。
【セルフケアだけに頼らない例】
- 赤みが続く
- 厚い・多いフケ
- 症状が慢性化
- 強いかゆみ
- 他の部位にも皮疹
治療が必要な場合があるため皮膚科で相談します。
フケ用シャンプーを使っても改善しないとき
フケは一つの原因だけで起こるとは限らないため、製品を次々に替える前に症状の経過を確認します。
接触皮膚炎など別の原因もある
シャンプーや整髪料などが合わず、接触皮膚炎として赤み・かゆみ・落屑が出る場合もあります。
【見直す情報】
- 新しく使い始めた製品
- 症状が出た時期
- 使用部位
- 赤み・かゆみ
- 使用中止後の変化
症状が強い場合は自己判断で複数製品を試し続けないようにします。
フケと薄毛を直接結びつけない
フケがあるからAGA、フケをなくせば発毛する、という関係ではありません。
【結論】
- 乾燥・皮脂・炎症を確認
- 洗いすぎを避ける
- 薬用製品は効能を確認
- 長引く症状は受診
- 薄毛の原因は別に評価
フケ対策と脱毛症への対応を分けて考えましょう。