頭皮のかさぶたとフケの違いは?見分けるポイントを解説

頭皮のかさぶたとフケの違いは?見分けるポイントを解説

フケは頭皮の角層が剥がれ落ちた鱗屑としてみられる一方、かさぶた(痂皮)は血液や浸出液などが乾いて皮膚表面に付着した状態を指します。 ただし、脂漏性皮膚炎などでは鱗屑と痂皮が一緒にみられることもあり、色や形だけで完全に見分けられるとは限りません。

頭皮のかさぶたとフケは何が違う?

「皮膚表面から剥がれた角質」か「血液・浸出液などが乾いて付着したもの」かという成り立ちが異なります。

フケは鱗屑としてみられる

フケは頭皮表面の角質が剥がれて目立つ状態で、乾燥や脂漏性皮膚炎などさまざまな頭皮状態で増えることがあります。

 
フケとかさぶたは成り立ちが異なりますが、実際の頭皮では両方が混在する場合もあります。

フケがあるだけで特定の皮膚疾患とは断定できません。

かさぶたは傷や湿疹の後にみられる

出血やジクジクした浸出液などが乾くと痂皮として付着することがあります。

見た目を確認する例
  • 細かな粉状・薄片状=鱗屑の可能性
  • 傷の上に固着=痂皮の可能性
  • 黄色っぽい付着物=炎症などでもみられる
  • 血が乾いた色=傷の有無を確認

見た目だけでは判断できない場合があります。

色でフケとかさぶたを見分けられる?

白・黄色・茶色などの色は参考になりますが、色だけで診断はできません。

脂漏性皮膚炎では鱗屑や痂皮を伴うことがある

皮脂の多い部位に生じる脂漏性皮膚炎では、紅斑と鱗屑などがみられます。

【色以外に見るポイント】

  • 頭皮の赤み
  • かゆみ
  • 痛み
  • ジクジクの有無
  • 付着物の広がり

黄色いから脂漏性皮膚炎、白いから乾燥フケと単純には決めません。

出血跡があるなら掻き傷も確認する

爪で掻いた後に血が出て固まった場合は、傷の位置と一致するか確認します。

【触りすぎに注意】

  • 爪で削らない
  • 無理に剥がさない
  • 何度も確認して触らない
  • 強いブラシを使わない

剥がして確かめる方法は避けます。

フケとかさぶたが同時にあるのはなぜ?

湿疹などで鱗屑が増え、掻き壊しや浸出液による痂皮も加わると両方がみられる場合があります。

湿疹では複数の皮疹が混ざる

日本皮膚科学会は湿疹について、紅斑、丘疹、小水疱などが混ざり、ジクジクした状態になることがあるとしています。

同時に確認する症状
  • フケ・鱗屑
  • 赤み
  • かゆみ
  • 傷・出血
  • ジクジク・痂皮

一つの症状だけを取り除こうとせず、原因となる炎症を確認します。

接触皮膚炎では原因製品が続いていることもある

日用品による接触皮膚炎では、原因製品に気づかず使い続けて慢性化する場合があります。

最近の変更を確認
  • シャンプー
  • 染毛剤
  • 整髪料
  • 頭皮美容液
  • 外用薬

発症時期と製品変更の時期を記録すると受診時の情報になります。

フケ・かさぶたで受診する目安

強い赤み・痛み・ジクジク・膿・出血・脱毛を伴う、またはセルフケアで改善しない場合は皮膚科への相談を検討します。

繰り返す症状は原因を確認する

フケ用シャンプーなどを変えても繰り返す場合は、湿疹や感染など別の原因がないか確認します。

【受診を考える変化】

  • 広がる赤み
  • 強いかゆみ・痛み
  • 膿・浸出液
  • 繰り返す出血
  • 脱毛を伴う

刺激の強いケアを増やす前に診察を受けます。

写真を残すと経過を比較しやすい

洗髪前など同じ条件で写真を残すと、付着物や赤みの変化を伝えやすくなります。

【記録する内容】

  • 色・範囲
  • かゆみ・痛み
  • 出血・汁
  • 使用製品
  • 症状が始まった時期

写真だけで自己診断せず、必要に応じて皮膚科で確認しましょう。

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