頭皮にしこりを触れたとき、粉瘤(表皮嚢腫)など良性の皮膚腫瘍が原因のこともありますが、触った感触だけで病名は決められません。急に大きくなる、赤く腫れる、痛む、膿や血が出るなどの変化がある場合は、何度も押さず皮膚科で確認しましょう。
頭皮のしこりは皮膚の表面と内部を分けて見る
しこりを見つけたら、強く押さず外見と経過を確認します。
皮膚の下に丸いふくらみを触れる
粉瘤などでは皮膚の下にしこりとして気づくことがあります。
表面に赤みや傷があるか確認する
赤みや腫れがあれば、炎症を起こしている可能性があります。
大きさが変化しているか確認する
いつからあるか、短期間で大きくなっていないかを記録します。
粉瘤は頭皮にもできる皮膚のしこりの一つ
粉瘤は一般にアテロームとも呼ばれます。
皮膚の下に袋状の病変が形成される
袋の中に角質などがたまることで、徐々にしこりとして触れることがあります。
中央に開口部が見えることがある
病変によっては皮膚表面に小さな開口部が確認される場合がありますが、ないから粉瘤ではないとは判断できません。
炎症すると赤く腫れて痛むことがある
炎症を伴うと、普段は痛くなかったしこりに痛みや腫れが生じることがあります。
【しこりを押し出さない】
内容物が出ても袋状の構造が残れば根本的な処置にならない場合があります。自分で針を刺したり強く絞ったりせず、医療機関へ相談します。
粉瘤以外のしこりもあるため自己診断しない
頭皮に生じる腫瘤は一種類ではありません。
炎症性のできものがしこりに感じることもある
毛包周囲の強い炎症などが腫れて、しこりのように触れる場合があります。
良性・悪性を触感だけで判断できない
硬い、柔らかい、動くといった特徴だけで病変の性質を確定することはできません。
診断には視診・触診などが必要になる
医師が必要に応じて検査を行い、治療の要否を判断します。
頭皮のしこりで受診を考えたい変化
長期間あるしこりでも、変化が出た場合は相談します。
急に大きくなる・形が変わる
短期間の増大などがある場合は、自己判断で放置せず診察を受けます。
赤み・腫れ・痛み・膿が出る
炎症や感染を伴っている可能性があるため、つぶさず皮膚科へ相談します。
出血や治りにくい傷を伴う
繰り返し出血する、表面が崩れて治らないなどの変化があれば、早めに医療機関で確認します。