頭皮の乾癬とは?フケに似た症状・赤み・受診の目安を解説

頭皮の乾癬とは?フケに似た症状・赤み・受診の目安を解説

頭皮に白い粉のようなものが増えると「フケが多いだけ」と考えがちですが、乾癬でも頭部に鱗屑(りんせつ)と呼ばれる皮膚の粉や赤い発疹が現れることがあります。頭部は乾癬の発疹が出やすい部位の一つです。

頭皮の鱗屑や赤みを見ただけで、乾癬か単なるフケかを自己判断することはできません。症状が繰り返す、赤みを伴う、ほかの部位にも発疹がある場合などは皮膚科で確認してもらいましょう。

頭皮の乾癬ではどのような症状が出る?

代表的な尋常性乾癬では、銀白色の鱗屑を伴う、境界が比較的はっきりした盛り上がった紅斑がみられます。日本皮膚科学会は、頭部を乾癬ができやすい部位の一つとして挙げています。

頭皮では髪に鱗屑が付着し、見た目がフケのように感じられることがあります。かゆみを伴うこともありますが、かゆみの程度には個人差があります。

乾癬を考える手がかり
  • 頭皮に赤い発疹と鱗屑がある
  • 症状を繰り返している
  • 頭皮以外にも肘・膝などに似た発疹がある
  • 爪の変化や関節の腫れ・痛みを伴うことがある

フケのように見えても自己判断しない

頭皮に鱗屑が出る皮膚疾患は乾癬だけではありません。脂漏性皮膚炎でも頭皮に紅斑と鱗屑がみられます。また、接触皮膚炎などでも頭皮に炎症が起こることがあります。

そのため、フケ用シャンプーを使っても改善しないから乾癬、あるいは皮脂が多いから脂漏性皮膚炎、といった決め方はできません。乾癬には「この検査だけですぐ確定できる」という単一の検査はなく、皮疹の状態などを医師が評価し、必要に応じて皮膚生検が行われる場合があります。

 
頭皮の鱗屑は乾癬でも脂漏性皮膚炎でもみられます。見た目だけで決めつけず、長引く場合は皮膚科で診断を受けることが重要です。

頭皮を強くこすって鱗屑を取らない

目立つ鱗屑を落とそうとして、爪でかいたり強くこすったりするのは避けましょう。乾癬では機械的な刺激が発疹を誘発・悪化させる要因になることがあります。

「全部はがせば治る」と考えて、鱗屑を無理にこそぎ落とすのは適切ではありません。洗髪時も頭皮を傷つけないよう、強い摩擦を避けることが大切です。

【市販の頭皮ケアだけで長期間様子を見ない】

乾癬には外用療法をはじめ複数の治療法があります。診断されていない状態で自己流の頭皮ケアを繰り返すより、皮膚科で症状に合った治療を相談しましょう。

頭皮の乾癬で受診を考えたい目安

赤みや鱗屑が繰り返す、範囲が広がる、日常生活で気になるほどかゆいなどの場合は皮膚科への相談を検討してください。頭皮だけでなく、肘・膝などにも発疹がある場合は、そのことも医師へ伝えましょう。

乾癬では爪の変化や関節炎を伴うことがあります。手足の関節だけでなく、アキレス腱付近や足裏、腰・背中・首などに痛みや腫れが出ることもあるため、皮膚症状と一見関係がなさそうでも医師に伝えることが大切です。

乾癬は慢性的に経過することがありますが、治療法は複数あります。フケだと思って我慢し続けず、正確な診断を受けて適切な治療につなげましょう。

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