部分ウィッグの洗い方|自宅で清潔に保つ方法

部分ウィッグの洗い方|自宅で清潔に保つ方法

部分ウィッグを洗うときは、毛髪だけでなく、クリップやテープを付ける面、小さなベースも傷めないように扱います。ここでは、自分で着脱でき、家庭での洗浄が認められた部分ウィッグを対象に、洗う前の固定具の準備から乾燥後の確認までを説明します。専門店で固定するタイプは、装着したまま同じ手順を使わず、指定された手入れを行います。

水に入れる前に留め具とベースを整える

先に洗い始めると、開いたクリップへ毛が絡んだり、取り外し忘れたテープが毛材に付いたりすることがあります。乾いた状態で裏面を見て準備します。

クリップは毛を挟まず閉じる

着脱を済ませたら、クリップに自毛やウィッグの毛が残っていないかを見ます。製品の案内で閉じて洗うよう指定されているクリップは、毛を逃がしてから閉じます。破損やがたつきがある場合は、そのまま装着へ戻す前に修理を相談します。

テープや接着剤は専用の手順で処理する

取り外す指定のテープは洗浄前に除去します。粘着面を爪で削る、引き伸ばす、家庭用溶剤で溶かすといった自己流の処理はしません。接着剤が残っている場合は、本体に対応する除去剤と手順を確認してから洗います。

ベースを支えながら毛流れに沿って洗う

洗い方は毛材と植毛構造によって異なり、押し洗い、振り洗い、とかし洗いなどを一律には決められません。手元の製品の説明にある方法を選びます。

洗面器と用品を先に用意する

必要なものは、製品指定の洗浄剤、洗面器、清潔なタオル、対応するブラシ、乾燥時の置き場所です。水温と洗浄剤の量はその商品の指定を使います。自毛用シャンプーの一回量や高い湯温を、そのまま当てはめないでください。

小さい本体でも揉み込まない

ベースを折り畳んでこするのではなく、形を大きく崩さず支えます。毛先のもつれは無理に引っ張らず、洗う前のブラッシングが認められている製品なら乾いた状態で整えます。人工肌や縫い目を引き裂くような動きは避けます。

すすぎと乾燥は裏面も見る

毛先がきれいになっても、頭皮に触れるベースへ洗浄剤が残らないようにします。すすぎ終わった後は、絞って水を切らず、タオルで挟むように水分を取ります。

トリートメントは指定された部分へ使う

すべての製品で同じ場所に使えるわけではありません。使用が認められていても、毛髪用の製品をクリップや粘着面へ塗り込まないようにします。すすぎの要否と回数は製品の説明に合わせます。

毛先だけの乾燥で装着しない

小型の部分ウィッグでは、毛先が乾いてもベースの重なりや留め具の周辺に湿り気が残ることがあります。指定の方法で裏面まで乾かし、熱を使う場合は毛材だけでなくベースの対応条件も守ります。急ぐからと高温を当て続けません。

再装着前に固定具と自毛を確認する

洗浄後の装着は、洗う前と同じ状態へ戻す工程です。毛流れを整えたあと、裏面も見てから自毛へ合わせます。

  • クリップの開閉が正常で、毛を巻き込んでいないか
  • ベースに破れ、伸び、縫い目のほつれがないか
  • 使用するテープの貼付面が乾き、所定の状態になっているか
  • 自毛や頭皮も濡れたままになっていないか

洗ってもべたつきや強い絡まりが残る場合は、洗剤を増やして繰り返す前に販売店へ状態を伝えます。毎日洗う必要があるかは、使用時間や汗・汚れ、製品の手入れ条件で判断し、一律の日数に固定しません。

参考資料:アデランス「医療用ウィッグの調整・アレンジ、洗い方・つけ方」「自分でも簡単にウィッグのお手入れ」

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