脂漏性皮膚炎は、頭皮、眉毛周囲、鼻のわき、耳の周囲など皮脂分泌の多い部位に紅斑と鱗屑が生じる皮膚炎です。成人では慢性に経過することがあり、皮膚に常在する好脂性真菌Malasseziaなどが病態に関与すると考えられています。単に皮脂が多いだけで自己診断しないことが大切です。
脂漏性皮膚炎とはどんな病気?
皮脂の多い部位に赤みと鱗屑がみられる皮膚疾患です。
頭皮以外にも症状が出ることがある
眉毛部、眉間、額、鼻唇溝、耳介周辺、前胸部などにも生じます。
症状の組み合わせと発症時期を見て、複数の可能性を考えます。頭皮の状態に合わせて見直します。炎症の広がりも確認します。
成人では慢性的に経過する場合がある
成人例では淡い紅斑と鱗屑が慢性に経過することがあります。
- 成人例では淡い紅斑と鱗屑が慢性に経過することがあります。
- 自己診断で原因を固定しない
赤みやかゆみが長引く場合は、原因を確認するため皮膚科への相談を検討します。その際は症状の経過と使用製品も伝えます。炎症の広がりも確認します。
脂漏性皮膚炎の原因は皮脂だけ?
皮脂だけで説明される病気ではなく皮膚常在真菌など複数の要素が関与します。
Malasseziaの関与が考えられている
Malassezia furfurなどの好脂性真菌が病態に関係すると考えられています。
【Malasseziaの関与が考えられている】
- Malassezia furfurなどの好脂性真菌が病態に関係すると考えられています。
- 症状の経過も確認する
一つの所見に注目しすぎず、頭皮全体の変化を確認しましょう。変化があれば記録して比較します。炎症の広がりも確認します。
不潔だから起こると決めつけない
洗髪不足だけが原因ではなく強く洗えば治るというものでもありません。
- 洗髪不足だけが原因ではなく強く洗えば治るというものでもありません。
- 自己診断で原因を固定しない
セルフケアで改善しない場合は、皮膚科で頭皮の状態を確認してもらいましょう。その際は症状の経過と使用製品も伝えます。炎症の広がりも確認します。
脂漏性皮膚炎のフケ・赤み・かゆみの特徴
頭皮では鱗屑と紅斑を中心に確認します。
黄色っぽい痂皮を伴うこともある
脂漏性皮膚炎の鑑別資料では黄色の痂皮を伴う落屑性紅斑なども示されています。
【黄色っぽい痂皮を伴うこともある】
- 脂漏性皮膚炎の鑑別資料では黄色の痂皮を伴う落屑性紅斑なども示されています。
- 症状の経過も確認する
原因を一つに固定せず、悪化要因や併存する症状も整理します。頭皮の状態に合わせて見直します。炎症の広がりも確認します。
かゆみの強さだけでは判断できないを確認する
痒みは通常軽度とされますが症状だけで病名を決められません。
【かゆみの強さだけでは判断できない】
- 痒みは通常軽度とされますが症状だけで病名を決められません。
- 自己診断で原因を固定しない
症状が広がる、繰り返す場合は、自己判断を続けず皮膚科へ相談します。その際は症状の経過と使用製品も伝えます。炎症の広がりも確認します。
脂漏性皮膚炎が疑われるときはどうする?
繰り返す赤みや鱗屑は皮膚科で確認します。
強く洗って鱗屑を削らない
爪やスクラブで落とそうとすると皮膚を傷つける可能性があります。
【強く洗って鱗屑を削らない】
- 爪やスクラブで落とそうとすると皮膚を傷つける可能性があります。
- 症状の経過も確認する
赤み・かゆみ・鱗屑などを組み合わせて、原因候補を整理します。頭皮の状態に合わせて見直します。炎症の広がりも確認します。
似た皮膚疾患との区別が必要になる
アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などとの鑑別が必要な場合があります。
【似た皮膚疾患との区別が必要になる】
- アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎などとの鑑別が必要な場合があります。
- 自己診断で原因を固定しない
痛みや炎症が増す場合は、使用中の製品を伝えて皮膚科で確認します。その際は症状の経過と使用製品も伝えます。炎症の広がりも確認します。